DEFINE CONNECTION

リージョン間の通信を介して ES が通信するリモート システムを定義します。
キーワード 説明
Connection(name) この接続の論理名を指定します。この設定は必須です。接続されたすべてのシステムにわたって一意にする必要があります。最大 4 文字の英数字を指定できます。
Group(groupname) 接続定義が属するグループの名前を指定します。この設定は必須です。groupname は、最大 8 文字の長さに指定できます。使用可能な文字は、A から Z まで、0 から 9 まで、$、@、および # です。Mainframe Subsystem Support (MSS) では DFH という接頭辞をシステム グループに使用するため、DFH で始まるグループ名は指定しないでください。
Description(text) 接続について説明します。この設定は省略可能です。text は、最大 60 文字の長さに指定できます。制限はありませんが、左かっこを使用する場合は、それに対応する右かっこがあることを確認する必要があります。
接続プロパティ  
Netname(name) リモート システムまたはリージョンの APPLID を識別するネットワーク名を指定します。name は、最大 8 文字の長さに指定できます。使用可能な文字は、A から Z まで、0 から 9 まで、$、@、および # です。ほとんどの環境では、これは必須です。
PRotocol(Appc|Cci) 接続に使用する接続方式を指定します。

Appc:LU6.2 リンク上のリモート接続

Cci:CCI ゲートウェイを通じたリモート接続

この設定は必須です。

操作プロパティ  
INSERVICE(Yes|No) この接続が使用されているかどうか (つまり、トランザクションを開始してメッセージを送信できるかどうか) を示します。
セキュリティ  
SEcurityname(name) リモート システムのセキュリティ名。接続方式が APPC の場合は必須です。最大 8 文字の英数字に指定できます。使用できる英数字は A から Z まで、0 から 9 まで、$、@、および # です。
ATtachsec(Local|identify|Verify|Persistent|Mixedpe ユーザーがこの接続にアタッチする場合に必要なセキュリティのレベル。以下を指定できます。

Local:ユーザーの権限がリンクの権限とみなされます。

Identify:入ってくるアタッチ要求ではユーザー ID を指定する必要があります。

Verify:入ってくるアタッチ要求ではユーザー ID およびパスワードの両方を指定する必要があります。

Persistent:最初のアタッチ要求ではユーザー ID およびパスワードの両方を指定する必要がありますが、後続のアタッチ要求ではユーザー ID だけが必要となります。

Mixedpe:入ってくるアタッチ要求では Identify または Persistent のいずれかを指定できます。

Micro Focus 拡張  
_OPERId(code) メッセージのルーティングに使用するオペレーター ID を指定します。最大 3 文字の英数字を指定できます。この設定は省略可能です。
_OPERPriority(number) この接続で開始されるトランザクションのオペレーター優先度を指定します。デフォルトでは 0 (ゼロ) に設定されています。オペレーター優先度は、トランザクションの実行優先度を決定する上での 1 つの要因です。トランザクションの実行優先度は、次の値の合計です。

端末優先度

トランザクション優先度

オペレーター優先度 (このフィールド)

合計値は 255 以下とします。

_Userid(name) 接続に関連付けるユーザー ID を指定します。その接続でサインオンが行われない場合は必須です。
_Natlang(E|K) 接続上で送信されるメッセージの言語を指定します。

E:英語

K:漢字

_Sessionmax(number) 接続に対する同時セッションの最大数を指定します。デフォルトでは 0 (ゼロ) に設定されています。
_Lualias(name) LU 名を指定します。APPC 構成では、この名前によって接続が認識されます。接続方式が APPC の場合にのみ必須です。
_Partneralias(name) このパートナー LU を参照するためにローカル トランザクションによって使用される名前を指定します。接続方式が APPC の場合にのみ必須です。
_Aliasapplid(code) APPC リンクによって使用される APPLID を指定します。接続方式が APPC の場合にのみ必須です。
_Modetable(name) ローカル LU およびパートナー LU の間の APPC リンクを表す APPC 伝送サービス プロファイルの名前を指定します。接続方式が APPC の場合にのみ必須です。これは、最大 8 文字の長さに指定できます。最初の文字は、A から Z まで、または $ とします。後続の文字には、A から Z まで、0 から 9 まで、および $ を使用できます。
_CCIProtocol(CCITCPIP|CCINP32) 接続方式が CCI の接続の場合は、どの CCI プロトコルを使用するかを指定します。

CCITCPIP:TCP/IP

CCINP32:UNIX 名前付きパイプ

この設定は必須です。

_CCIMachine(name) CCITCP2 デーモンが実行されているマシンの名前を指定します。CCIProtocol が CCITCPIP の場合にのみ必須です。
_MFNode(name) ターゲット リージョンが実行されるマシンの名前を指定します。これは、そのマシンの IP 名または IP アドレスです。_MFNode および _MFPort の組み合わせは、この接続定義によって表されるリモート ターゲット リージョンの TCP/IP サーバーが使用するソケットに相当します。これらのフィールドは、CCIProtocol が CCITCPIP の場合、およびネットワーク上に CCITCP2 デーモンが存在しないリモート リージョンへの直接接続を使用する場合にのみ必須です。
_MFport(number) _MFNode のポート番号を識別します。_MFNode および _MFPort の組み合わせは、この接続定義によって表されるリモート ターゲット リージョンの TCP/IP サーバーが使用するソケットに相当します。これらのフィールドは、CCIProtocol が CCITCPIP の場合、およびネットワーク上に CCITCP2 デーモンが存在しないリモート リージョンへの直接接続を使用する場合にのみ必須です。
_FQPARTNRNAM(name) LU62 接続定義の完全修飾パートナー名を識別します。このフィールドは、ピリオド (「.」) で区切られた NETWORK ID およびパートナー LU 名 (どちらも最大 8 文字) で構成されます。

接続内の完全修飾パートナー名が検証およびインストールされる場合は、実行時に APPC ALLOCATE 動詞で使用されますが、PARTNER LU のエイリアスは 2 進ゼロに設定されます。

たとえば、以下のようになります。

DEFINE CONNECTION(T88A) GROUP(MYCONNS) 
NETNAME(OFLLU0AA) INSERVICE(YES) ATTACHSEC(LOCAL) PROTOCOL(APPC) 
_OPERPRTY(0) _NATLANG(E) _SESSIONMAX(4) _LUALIAS(OFLLU0AA) 
_PARTNRALIAS(CICSDEV1) _ALIASAPPLID(OFLLU0AA) _MODETABLE(#INTER) 
_SYNCLEVEL(2) _FQPARTNRNAM(BBNET.CICSDEV1)