DEFINE TERMINAL

Enterprise Server が使用するディスプレイ デバイスおよびプリンターの特性を定義します。
キーワード 説明
TErminal(name) この端末の論理名を指定します。この設定は必須です。接続されたすべてのシステムにわたって一意にする必要があります。最大 4 文字の英数字。
Group(groupname) 端末定義が属するグループの名前を指定します。この設定は必須です。groupname は、最大 8 文字の長さに指定できます。使用可能な文字は、A から Z まで、0 から 9 まで、$、@、および # です。Mainframe Subsystem Support (MSS) では DFH というプレフィックスをシステム グループに使用するため、DFH で始まるグループ名は指定しないでください。
Description(text) 端末について説明します。この設定は省略可能です。text は、最大 60 文字の長さに指定できます。制限はありませんが、左かっこを使用する場合は、それに対応する右かっこがあることを確認する必要があります。
AUTINSTModel(No|Yes|Only) この端末定義を自動インストール用のモデル端末定義として使用できるかどうかを指定します。

Yes:自動インストールされない特定のデバイスに対してだけでなく、自動インストールのモデルとしても使用できます。

No:自動インストールされない特定のデバイスに対してのみ使用できます。

Only:自動インストールのモデルとしてのみ使用できます。

AUTINSTName(name) AUTINSTModel が Yes または Only の場合にのみ適用できます。この定義が自動インストール制御プログラムに認識される名前を指定します。name は、最大 8 文字の長さに指定できます。使用可能な文字は、A から Z まで、0 から 9 まで、$、@、および # です。デフォルトは、Terminal(name) によって指定された値になります。
端末識別子  
Typeterm(name) 関連する Typeterm 定義の名前を指定します。この Typeterm 定義は存在している必要があります。この設定は必須です。
Netname(name) 端末をネットワークに対して識別します。AUTOINSTModel が Yes または No の場合は必須です。name は、最大 8 文字の長さに指定できます。使用可能な文字は、A から Z まで、0 から 9 まで、$、@、および # です。最初の文字は英字とします。
REMOTESYSTem(name) リモート端末の場合にのみ適用できます。端末定義を保持するリモート システムの ID を指定します。これは、次のいずれかに一致する必要があります。
  • 関連するリモート CICS リージョンの実行に使用される SIT 内の Local SYSID フィールド
  • 別の CICS システムの APPLID
REMOTEName(name) リモート端末の場合にのみ適用できます。リモート端末の名前を指定します。リモート端末の名前がローカル端末の名前と異なる場合にのみ必要です。
関連するプリンター  
PRINTER(name) 印刷要求の処理に使用されるプリンターを識別します。このプリンターは、端末を所有するシステムによって所有されている必要があります。name は、最大 4 文字の長さに指定できます。
PRINTERCopy(No|Yes) ハードウェア コピー機能 (この端末用に定義されたプリンターを使用) をこの端末から発行された印刷要求に対して使用するかどうかを指定します。
ALTPRINTEr(name) PRINTER(name) で指定されたプリンターが使用できない場合に印刷要求の処理に使用するプリンターを識別します。このプリンターは、端末を所有するシステムによって所有されている必要があります。name は、最大 4 文字の長さに指定できます。
ALTPRINTCopy(No|Yes) ハードウェア コピー機能 (この端末用に定義された代替プリンターを使用) をこの端末から発行された印刷要求に対して使用するかどうかを指定します。
オペレーターのデフォルト  
OPERId(code) メッセージのルーティングに使用するオペレーター ID を指定します。サインオンできない端末 (プリンターなど) の場合は、これを指定します。サインオンできる端末のオペレーター ID を指定した場合、そのオペレーター ID は、ユーザーのサインオン テーブル エントリで指定されたオペレーター ID によってオーバーライドされます。最大 3 文字の英数字を指定できます。
OPERPriority(number) この端末から実行されるトランザクションのオペレーター優先度を指定します。サインオンできない端末 (プリンターなど) の場合は、これを指定します。サインオンできる端末のオペレーター優先度を指定した場合、そのオペレーター優先度は、ユーザーのサインオン テーブル エントリで指定されたオペレーター優先度によってオーバーライドされます。デフォルトでは 0 (ゼロ) に設定されています。オペレーター優先度は、トランザクションの実行優先度を決定する上での 1 つの要因です。トランザクションの実行優先度は、次の値の合計です。

端末優先度

トランザクション優先度

オペレーター優先度 (このフィールド)

合計値は 255 以下とします。

事前設定セキュリティ  
Userid(name) 端末に関連付けるユーザー ID を指定します。その接続でサインオンが行われない場合は必須です。
Natlang(E|K) 接続上で送信されるメッセージの言語を指定します。

E:英語

K:漢字

端末の使用  
Transaction(name) 印刷およびページング要求は別として、この端末からユーザーが実行できる唯一のトランザクションの名前を指定します。この設定は省略可能です。指定しない場合、ユーザーは任意のトランザクションをこの端末から実行できます。
Termpriority(number) この端末から実行されるトランザクションの優先度を指定します。デフォルトでは 0 (ゼロ) に設定されています。端末優先度は、トランザクションの実行優先度を決定する上での 1 つの要因です。トランザクションの実行優先度は、次の値の合計です。

端末優先度 (このフィールド)

トランザクション優先度

オペレーター優先度

合計値は 255 以下とします。

Inservice(Yes|No) この端末が稼動しているかどうか (つまり、トランザクションを開始してメッセージを送信できるかどうか) を示します。
セッションのセキュリティ  
Securityname(name) 端末のセキュリティ名。端末がリモート システムによって所有されていて、接続方式が APPC の場合にのみ必須です。最大 8 文字の英数字に指定できます。使用できる英数字は A から Z まで、0 から 9 まで、$、@、および # です。
ATtachsec(Local|Identify|Verify|Persistent|Mixedpe) この端末からユーザーがアタッチ要求を発行する場合に必要なセキュリティのレベル。

Local:ユーザーの権限がリンクの権限と見なされます。

Identify:入ってくるアタッチ要求ではユーザー ID を指定する必要があります。

Verify:入ってくるアタッチ要求ではユーザー ID およびパスワードの両方を指定する必要があります。

Persistent:最初のアタッチ要求ではユーザー ID およびパスワードの両方を指定する必要がありますが、後続のアタッチ要求ではユーザー ID だけが必要となります。

Mixedpe:入ってくるアタッチ要求では Identify または Persistent のいずれかを指定できます。