DEFINE TRANSACTION

トランザクションの属性を定義します。

全般

キーワード (太字はデフォルト値) 説明
TRANSaction(name) トランザクションの名前を指定します。この設定は必須です。name は、最大 4 文字の長さの英数字に指定できます。Mainframe Subsystem Support では C というプレフィックスをシステム トランザクションに使用するため、C で始まるトランザクション名は指定しないでください。
Group(groupname) トランザクション定義が属するグループの名前を指定します。この設定は必須です。groupname は、最大 8 文字の長さに指定できます。使用可能な文字は、A から Z まで、0 から 9 まで、$、@、および # です。Mainframe Subsystem Support では DFH というプレフィックスをシステム グループに使用するため、DFH で始まるグループ名は指定しないでください。
DEscription(text) ファイルについて説明します。この設定は省略可能です。text は、最大 60 文字の長さに指定できます。制限はありませんが、左かっこを使用する場合は、それに対応する右かっこがあることを確認する必要があります。
PROGram(name) このトランザクションによって駆動されるプログラム。
TWasize(number) トランザクション作業域のサイズ。0 から 32767 まで。
STAtus(Enabled|Disabled) リージョンの起動時にトランザクションがアクセスできるかどうかを指定します。
Enabled
リージョンの起動時にトランザクションにアクセスできます。
Disabled
トランザクションは、トランザクション CPMT を使用して明確に有効化されるまで使用できません。

リモート属性

キーワード (太字はデフォルト値) 説明
DYnamic(No|Yes) トランザクションを動的にリモート リージョンにルーティングできるかどうかを指定します。
Yes
トランザクションを動的にリモート リージョンにルーティングできます。
No
REMOTESystem(name) が存在する場合は、リモート定義を作成します。存在しない場合は、ローカル定義を作成します。
REMOTESystem(name) リモート トランザクションの場合にのみ適用できます。トランザクションを実行するリモート システムの ID を指定します。これは、次のいずれかに一致する必要があります。
  • 関連するリモート Mainframe Subsystem Support リージョンの実行に使用される SIT 内の Local SYSID フィールド
  • 別の CICS システムの APPLID
REMOTEName(name) リモート トランザクションの場合にのみ適用できます。リモート トランザクションの名前を指定します。リモート トランザクションの名前がローカル トランザクションの名前と異なる場合にのみ必要です。

スケジューリング

キーワード 説明
PRIOrity(number) このトランザクションの優先度を指定します。デフォルトでは 0 (ゼロ) に設定されています。トランザクション優先度は、トランザクションの実行優先度を決定する上での 1 つの要因です。トランザクションの実行優先度は、次の値の合計です。

端末優先度

トランザクション優先度 (このフィールド)

オペレーター優先度

合計値は 255 以下とします。

TRANClass(DFHTCL00|tranclass) トランザクションが属するトランザクション クラスの名前を指定します。予約名 DFHTCL00 は、トランザクションがトランザクション クラスに属していないことを示すために使用されます。

回復

キーワード (太字はデフォルト値) 説明
DTimout(No|0|MMSS) デッドロック タイムアウト (トランザクションが中断されている場合にトランザクションが終了されるまでの期間) を指定します。
NO
デッドロック タイムアウトなし
0
システム (SIT) のデッドロック タイムアウト値を使用する
MMSS
デッドロック タイムアウトが中断されたタスクを終了するまでの時間。指定できる最大値は 6800 で、68 分 0 秒を表します。
DUmp(No|Yes) このトランザクションが異常終了した場合に Mainframe Subsystem Support でプログラム ダンプを生成するかどうかを指定します。
Runaway(SYSTEM|0|Milliseconds) タスクがプロセッサを制御できる時間。この時間が経過すると、タスクがループしていると見なされてパージされます。
SYSTEM
システム (SIT) 値を使用する
0
デッドロック タイムアウトなし
Milliseconds
このシステムでは 100 から 270000 までの値を指定する必要があります。値が 1000 ミリ秒未満の場合、変更は無視されます。
注: メインフレームは 500 ミリ秒を許容します。
TRACe(Yes|No|Special) このトランザクションに対するトレーシング オプションを指定します。
Yes
トランザクションはトレースされます。
No
トランザクションはトレースされません。
Special
現時点ではサポートされていません。

インダウト属性

キーワード (太字はデフォルト値) 説明
INdoubt(Backout|Commit|Wait) 同期ポイントまたは異常終了の処理中にこのトランザクションが異常終了した場合に講じる措置を指定します。
Backout
トランザクションの結果は、SYNCPOINT ROLLBACK を使用してバックアウトされます (これが機能するためには、トランザクションによって使用されるすべてのファイルに対してバックワード回復をオンに設定する必要があります)。
Commit
すべての変更がコミットされます。
Wait
重要なリソースは、セッションが回復されるまでロックされ、その後にリモート システムと同期してバックアウトまたはコミットされます。

セキュリティ

キーワード (太字はデフォルト値) 説明
CMDSEC(No|Yes) CICS コマンド操作のセキュリティ チェックが有効かどうかを指定します。
RESSec(No|Yes) トランザクション プログラムがユーザーのリソース キー (サインオン テーブル内のユーザーのエントリで定義されたリソース キー) と特定のリソースに対して有効化されたキーの比較によってリソース セキュリティのチェックを実行するかどうかを指定します。
TRANSec(keys) 1 つ以上のインジケーターを指定します。各インジケーターは、このトランザクションに対する 64 のセキュリティ キーのいずれかに対応します。

ユーザーは、サインオン テーブル エントリで定義されたマッチング キーを介してのみ、特定のトランザクションにアクセスできます。キーをオンに切り替えるには、そのキーの番号をここで指定します。デフォルトでは、すべてのキーがオフになっています。

キーは、個別番号およびハイフンで区切られた範囲のカンマ区切りリストとしてコード化します。たとえば、キー 1 から 5 まで、および 10 をオンにするには、TRANsec(1-5,10) をコード化します。

RSL(keys) RSL は、Resource Security Level の略です。1 つ以上のインジケーターを指定します。各インジケーターは、このトランザクションに対する 24 のリソース キーのいずれかに対応します。

ユーザーは、サインオン テーブル エントリで定義されたマッチング キーを介してのみ、特定のリソースにアクセスできます。キーをオンに切り替えるには、そのキーの番号をここで指定します。デフォルトでは、すべてのキーがオフになっています。

キーは、個別番号およびハイフンで区切られた範囲のカンマ区切りリストとしてコード化します。たとえば、キー 1 から 5 および 10 をオンにするには、RSl(1-5,10) をコード化します。

Micro Focus 拡張

キーワード (太字はデフォルト値) 説明
_CATEGORY(No|0|3) 値「3」は、IBM のカテゴリ 3 トランザクションを指定します。これらのトランザクションにはセキュリティ チェックはありません。したがって、このカテゴリのトランザクションはすべてのユーザーに許可され、権限呼び出しは行われません。たとえば CESN はこのタイプのトランザクションになります。
_Inboundtp(No|Yes) インバウンド トランザクションを許可するレジストリ エントリを作成するかどうかを指定します。
_Screen(Default|Alternate) トランザクションによって使用される画面サイズを指定します。どちらのサイズも、その時点で使用されている端末の Typeterm 定義で定義されます。
_Uctran(Yes|No) トランザクションによって受信されるデータを自動的に大文字に変換するかどうかを指定します。
_Timethold(SYSTEM|0|seconds) トランザクションの完了を待機する時間。この時間が経過すると監視イベントがトリガーされます。
SYSTEM
システム (SIT) 値を使用します。
0
監視イベントはありません。
seconds
最大時間は 65333 秒です。
_Rtimeout(SYSTEM|0|seconds) 入力を待機する時間。この時間が経過すると、ユーザーが自動的に端末からサインオフされます。
SYSTEM
システム (SIT) 値を使用します。
0
タイムアウトはありません。
seconds
最大時間は 4080 秒です。