DEFINE TYPETERM

似た特性を持つ一連の端末の属性を定義します。
キーワード 説明
TYpeterm(name) この端末タイプの名前を指定します。この設定は必須です。name は、最大 4 文字の長さの英数字に指定できます。使用可能な文字は、A から Z まで、0 から 9 まで、$、@、および # です。
Group(groupname) 端末タイプ定義が属するグループの名前を指定します。この設定は必須です。groupname は、最大 8 文字の長さに指定できます。使用可能な文字は、A から Z まで、0 から 9 まで、$、@、および # です。Mainframe Subsystem Support (MSS) では DFH というプレフィックスをシステム グループに使用するため、DFH で始まるグループ名は指定しないでください。
DEScription(text) 端末タイプについて説明します。この設定は省略可能です。text は、最大 60 文字の長さに指定できます。制限はありませんが、左かっこを使用する場合は、それに対応する右かっこがあることを確認する必要があります。
リソース タイプ  
DEVice(3270|3270P) デバイス タイプを指定します。

3270:ディスプレイ

3270P:プリンター

SHippable(No|Yes) このタイプのデバイスがリモート トランザクションを開始しようとした場合に、この定義をリモート システムに送れるかどうかを指定します。

Yes:端末定義を送ることができます。端末定義をリモート システムにインストールする必要はありません。

No:端末定義を送ることはできません。端末定義がリモート システムにインストールされていることを確認する必要があります。

マッピング プロパティ  
PAGesize(rows,columns) 定義される端末タイプのページ サイズを指定します。ページ サイズは、行 (rows、0 から 999 の範囲内) および列 (columns、0 から 999 の範囲内) として定義されます。デフォルトは、24×80 です。
ALTPage(rows,columns) 代替画面サイズ (ALTSCreen の非デフォルト値) を指定した場合に、定義される端末タイプのページ サイズを指定します。代替ページ サイズは、行 (rows、0 から 999 の範囲内) および列 (columns、0 から 999 の範囲内) として定義されます。デフォルトは、24×80 です。列の数が代替画面サイズに指定した列の数と異なる場合は、予期しない結果が発生する可能性があります。デフォルトでは、PAGesize で指定した値に設定されています。
OBOperid(No|Yes) この端末タイプ定義によって要求された BMS ルーティング機能をサポートするために MSS がアウトバウンド オペレーター識別子を使用するかどうかを指定します。
デバイス プロパティ  
DEFscreen(rows,columns) 定義される 3270 端末タイプのデフォルトの画面サイズを指定します。これは、トランザクション定義でデフォルトの画面を指定する際に使用される画面サイズです。画面サイズは、行 (rows、0 から 999 の範囲内) および列 (columns、0 から 999 の範囲内) として定義されます。デフォルトは、24×80 です。妥当性の検査はないため、無効なサイズを指定すると予測できない動作が発生する可能性があります。
ALTSCReen(rows,columns) 定義される 3270 端末タイプの代替画面サイズを指定します。これは、トランザクション定義で代替画面を指定する際に使用される画面サイズです。画面サイズは、行 (rows、0 から 999 の範囲内) および列 (columns、0 から 999 の範囲内) として定義されます。デフォルトは、24×80 です。妥当性の検査はないため、無効なサイズを指定すると予測できない動作が発生する可能性があります。
APLKybd(No|Yes) 端末タイプに APL キーボード機能があるかどうかを指定します。
AUDiblealarm(No|Yes) 端末タイプに警報音機能があるかどうかを指定します。
COLor(Yes|No) 端末タイプに個々のフィールドのカラーを選択できるカラー機能があるかどうかを指定します。
COPy(No|Yes) 端末タイプにコピー機能があるかどうかを指定します。
DUalcasekybd(No|Yes) 端末タイプのキーボードのタイプを指定します。

Yes:端末にはタイプライター キーボードがあります。

No:端末にはオペレーター コンソール キーボードがあります。

どちらのタイプのキーボードも大文字と小文字の両方のデータを伝送します。

EXtendedds(Yes|No) 端末タイプが 3270 データ ストリームへの拡張をサポートするかどうかを指定します。

Yes:拡張はサポートされます。Color または Hilight について Yes を指定した場合は、これについても Yes を指定する必要があります。

No:拡張はサポートされません。

HIlight(Yes|No) 個々のフィールドまたは文字を太字、反転表示、またはブリンキングで表示できるようにする拡張ハイライト機能を端末タイプが備えているかどうかを指定します。
Katakana(No|Yes) この端末タイプがカタカナ端末タイプかどうかを指定します。カタカナ端末は、大文字と小文字の混合出力をサポートしていません。大文字は英語の大文字として表示されますが、小文字はカタカナ文字として表示されます。
Lightpen(No|Yes) 端末タイプにライト ペン セレクター機能があるかどうかを指定します。MSS は、マウス クリックを使用してこの機能をエミュレートします。
PRIntadapter(Yes|No) PRINT オプションがオンに設定されている出力 BMS 画面が、接続されたプリンターに自動的にコピーされるかどうかを指定します。
PROgsymbols(No|Yes) 端末タイプがプログラム シンボル機能をサポートするかどうかを指定します。この機能により、191 文字のセットを最大 6 つ使用できます。
OUtline(No|Yes) 端末タイプがフィールド アウトライニングをサポートするかどうかを指定します。
SOsi(No|Yes) 端末タイプが EBCDIC および DBCS の混合フィールドをサポートするかどうかを指定します。
CGcsgid(num1,num2) この端末によってサポートされる文字セットをトランザクション プログラムで判断できるようにするコード化グラフィック文字セット グローバル識別子 (Coded Graphic Character Set Global Identifier; CGCSGID) を指定します。デフォルトでは、0,0 に設定されています。これは、端末タイプがこの機能をサポートしていないことを意味します。num1 はグラフィック文字セット グローバル識別子 (Graphic Character Set Global Identifier; GCSGID)、num2 はコード ページ グローバル識別子 (Code Page Global Identifier; CPGID) です。
セッション プロパティ  
AScii(No|7|8) この端末タイプに ASCII 機能があるかどうかを指定します。

No:端末タイプは ASCII 機能を備えていません。

7:このタイプの端末は ASCII-7 端末です。アウトバウンド データはすべて 7 ビット ASCII に変換され、インバウンド データはすべて EBCDIC に変換されます。

8:このタイプの端末は ASCII-8 端末です。アウトバウンド データはすべて 8 ビット ASCII に変換され、インバウンド データはすべて EBCDIC に変換されます。

SENdsize(number) このタイプの端末の受信バッファーのサイズをバイト単位で指定します。これは、端末が受信できる最大データ量を表しており、デバイスの性能によって異なります。回線品質によっては、端末タイプの最大バッファー サイズよりも少ないバッファー サイズの指定が必要になる場合もあります。受信バッファーよりも長いメッセージは、必要な数の要求単位に分割されます。デフォルトでは 0 (ゼロ) に設定されています。ゼロのバッファー サイズを指定した場合は、メッセージは分割されません。つまり、メッセージ全体が提供されます。
RECEivesize(number) 受信要求に対応できる要求単位の最大サイズをバイト単位で指定します。指定した値は切り下げられる場合があります。
診断表示  
ERRLastline(No|Yes) エラー メッセージを画面下部に表示するかどうかを指定します。

Yes:エラー メッセージは画面下部に表示されます。その表示は、メッセージ全体を一度に表示できる位置から始まります。メッセージが立て続けに受信された場合は、ユーザーが読み取る間もなく先行のメッセージが上書きされる可能性があります。この方法で表示されるメッセージには、ERRIntensify、ERRColor、および ERRHilight で追加の属性が指定されている場合があります。

No:エラー メッセージは、追加の属性なしで現在のカーソル位置に表示されます。

ERRIntensify(No|Yes) エラー メッセージを強調フィールド (太字) に表示するかどうかを指定します。Yes の設定は、ERRLastline が Yes に設定されている場合にのみ有効です。
ERRColor(NO|Blue|Red|Pink|Green|

Turquoise|Yellow|Neutral)

このタイプの端末に表示するエラー メッセージのカラーを指定します。NO 以外の設定は、ERRLastline が Yes に設定されている場合にのみ有効です。
ERRHilight(No|Blink|Reverse|

Underline)

このタイプの端末に表示されるエラー メッセージに使用する強調表示のタイプを指定します。No 以外の設定は、ERRLastline が Yes に設定されている場合にのみ有効です。
操作プロパティ  
AUTOConnect(No|Yes) 端末を使用したセッションをリージョンの起動時に確立するかどうかを指定します。

Yes:リージョンが起動すると、セッションが確立されます。

No:ユーザーが端末でサインオンすると、セッションが確立されます。

ATi(No|Yes) この端末でトランザクションを自動的に開始できるかどうかを指定します。ATi(No) を指定する場合は、TTi(Yes) を指定して、ユーザーがトランザクションを開始できるようにする必要があります。
TTi(Yes|No) この端末でユーザーがトランザクションを開始できるかどうかを指定します。TTi(No) を指定する場合は、ATi(Yes) を指定して、トランザクションを自動的に開始できるようにする必要があります。
CReatesess(No|Yes) このタイプの端末からセッションを開始できるかどうかを指定します。

Yes:EXEC START 要求および Automatic Transaction Initiation (ATI) 要求では、セッションを自動的に作成できます。

No:EXEC START 要求および Automatic Transaction Initiation (ATI) 要求では、セッションを自動的に作成できません。セッションが確立されていない場合、そのような要求はキューに入れられるか、拒否されます。

Nepclass(number) ノード エラー プログラムのトランザクション クラスを指定します。デフォルトでは 0 (ゼロ) に設定されています。これは、デフォルトのノード エラー プログラムが使用されることを意味します。
Signoff(No|Yes) ユーザー入力がない場合に、このタイプの端末が自動的にサインオフされるかどうかを指定します。

Yes:ある一定の期間にわたってユーザー入力がないと、端末が自動的にサインオフされます。この期間の長さは、サインオン テーブルにあるユーザーのエントリの Timeout フィールドで指定されます。

No:ユーザーの入力がない場合に端末が自動的にサインオフされることはありません。

メッセージ受信プロパティ  
ROutedmsgs(No|Yes) EXEC CICS ROUTE コマンドによってメッセージがこのタイプの端末にルーティングされるかどうかを指定します。

Yes:BMS は、この端末向けのメッセージだけでなく、すべての端末向けのメッセージをこの端末にルーティングします。

No:たとえメッセージがこの端末に特定して向けられていても、メッセージはこの端末にルーティングされません。

LOGOnmsg(No|Yes) ログオン メッセージを表示するトランザクションがこの端末の接続時に開始されるかどうかを指定します。

Yes:ログオン トランザクションはセッションの確立時に開始され、ログオン メッセージを端末に表示します。トランザクションの開始には Automatic Transaction Initiation (ATI) が使用されるため、ATi(Yes) を指定する必要があります。このトランザクションは、端末の使用について他の ATI トランザクションと競合します。ErrLastline(Yes) を指定した場合、ログオン メッセージは現在表示されているエラー メッセージを上書きしません。

No:ログオン トランザクションはセッションの確立時に開始されません。

アプリケーション機能  
BUildchain(No|Yes) このタイプの端末からトランザクション プログラムにデータを渡す前に MSS が要求単位を完全なメッセージに再アセンブルするかどうかを指定します。

Yes:MSS は、要求単位を完全なメッセージに再アセンブルしてから、トランザクション プログラムに渡します。

No:メッセージは、トランザクション プログラムによって個々の要求単位で受信されます。

USerarealen(number) このタイプの端末のユーザー領域のサイズをバイト単位で指定します。デフォルトでは 0 (ゼロ) に設定されています。
Ioarealen(min,max) RECEIVE の発行時にトランザクション プログラムに渡される端末入出力領域の最小サイズおよび最大サイズをバイト単位で指定します。min を指定した場合は、少なくともそのサイズの端末入出力領域がトランザクション プログラムに渡されます。両方の値を指定し、min より長く、max より短いメッセージを受信した場合は、最大サイズの端末入出力領域がトランザクション プログラムに渡されます。max より長いメッセージを受信すると、ノード異常状態プログラムが例外応答を端末に送信します。デフォルトは 0,0 です。

ATi(Yes) を指定する場合は、1 バイト以上の端末入出力領域を指定する必要があります。

UCtran(No|Yes|Tranid) 小文字で入力されたデータを大文字に変換するかどうかを指定します。

Yes:小文字で入力されたデータは大文字に変換されます。

No:小文字で入力されたデータは大文字に変換されません。

Tranid:小文字で入力されたトランザクション識別子は大文字に変換されますが、他の入力データは変換されません。

回復  
RECOVOption(Sysdefault|Clearconv|

Releasesess|Uncondrel|None)

MSS がどのようにセッションを回復して端末を通常のサービスに戻すかを指定します。

Sysdefault:MSS は、セッション アクティビティおよび端末の特性に基づいて最良の回復方法を選択します。

Clearconv:MSS は、CLEAR 要求を送信して対話状態をリセットするか、セッションが CLEAR 要求をサポートしていない場合は UNBIND 要求を送信します。MSS は、セッションがビジー状態だった場合にのみ CLEAR または UNBIND 要求を送信します。

Releasesess:MSS は、セッションがビジー状態だった場合、UNBIND 要求を送信してアクティブなセッションをクリアします。

Uncondrel:MSS は、セッションがビジー状態だったかどうかにかかわらず、UNBIND 要求を送信してアクティブなセッションをクリアします。

None:端末セッションは自動的に回復されません。AUTOConnect(Yes) を指定した場合は、端末が自動的に再接続されます。

RECOVNotify(None|Message|

Transaction)

ユーザーにシステム回復を通知する方法を指定します。

None:ユーザーは通知されません。

Message:メッセージが端末に表示されます。端末は BMS マップを表示できる必要があります。また、ATi(Yes) が指定されている必要があります。

Micro Focus 拡張  
_Featurebuff(No|Yes) このタイプの端末に送信されるフォーマット済みデータ ストリームを BMS がバッファーするかどうかを指定します。

Yes:アプリケーションが一連の SEND TEXT PRINT コマンドを発行すると、MSS は、ページが一杯になっている場合にのみ、そのページを端末に送信します。

No:アプリケーションが一連の SEND TEXT PRINT コマンドを発行すると、MSS は、発行されたコマンドごとにページを端末に送信し、必要に応じてそのページを追加の空白行で埋めます。