HCOSS は、HCOSS の [Shared HCOSS Directory] オプションで指定されるディレクトリの DBRMDataSets サブディレクトリに置かれる DBRM ライブラリを管理します。この共有 DBRM ライブラリによって、すべてのプロダクション DBRM をどのユーザーがそれらを生成したかにかかわらず一元的に集約できます。この共有 DBRM ライブラリは、Enterprise Developer で管理され複数のユーザーによってアクセスされる多数のアプリケーションをバインドするために非常に重要です。
個々の HCOSS ユーザーは、DBRMLIB と PROMOTE の両コンパイラ指令オプションを使用して HCOSS プログラムとアプリケーションをコンパイルするとき、共有 DBRM ライブラリへの入力を行います。DBRMLIB は DBRM の生成を指定し、PROMOTE は生成された DBRMS を共有 HCOSS DBRM ライブラリに保存してユーザーのローカル DBRM ライブラリにある同じ DBRM の古いバージョンを削除するように指定します。これにより、HCOSS は PROMOTE に従って処理された各 DBRM のコピーのみを維持します。
次のシナリオでは、異なる HCOSS 開発者が管理する複数のプログラムから構成されている 1 つの HCOSS アプリケーションを含んだ Eclipse プロジェクトで、共有 DBRM ライブラリがどのように管理されアクセスされるかを説明します。
HCOSS は、まず開発者 A のローカルにある HCOSS の DBRM ライブラリで各 DBRM を検索し、見つからない場合は HCOSS の共有ライブラリで検索します。
HCOSS は DBRM を共有 HCOSS ライブラリに生成し、同じ DBRM の古いバージョンを開発者 A のローカルにある HCOSS ライブラリから削除します。