cob ユーティリティを起動するには、UNIX システムのプロンプトで次のように入力します。
cob-command [options|filename] ...
詳細は次のとおりです。
有効な作業モードは COBMODE 環境変数でグローバルに設定することができます。なにも設定されていない場合のデフォルトは 64 ビットになります。有効な作業モードを確認するには、cobmode をコマンド ラインで引数を指定せずに入力します。
Cob で認識されないオプションは、入力ファイル、または有効なリンカー オプションとして保存され、リンク時に使用されます。このように、cob コマンドに指定したアーカイブ ファイルは、すべてリンカーに渡され、リンカーでは、参照されるファイルのみがアーカイブから取り出されます。
cob -xve "" -o my_rts -C xopen prog.cbl prog2.c
このコマンドは、指令 XOPEN をコンパイラに渡して COBOL ソース ファイル prog.cbl と C ソース ファイル prog2.c をコンパイルし、その結果を my_rts という名前のシステム実行可能ファイルにリンクし、ファイルの実行時に、実行するプログラムの名前が自身のコマンド ラインで入力待ちになるよう指示します。cob ユーティリティは、進行状況についての詳細情報を出力します。
この例では $COBDIR/etc/cobopt も COBOPT 環境変数も設定されていないことを前提としています。