mfinfocmp ユーティリティは、次の機能のどちらかを実行します。
バイナリ ファイルはコンパイルし、Terminfo データベースに格納する必要があります。-A オプションまたは -B オプションが設定されていない場合のこのデータベースの検索方法に関する詳細は、「検索順序」を参照してください。
mfinfocmp を起動するには、コマンド ラインで次のように入力します。
mfinfocmp [-1] [-m] [-w n] [-A dir] [-B dir] [-S] [filename [...]]
パラメーターは次のとおりです。
-1 | (数字の 1 です。L の小文字ではありません) 結果を 1 列で出力します。 |
-w n | 出力の幅を n 文字に制限します。n のデフォルト値は 60 です。 |
-m | 入力されたバイナリ ファイルを Micro Focus 形式として扱います。これは、mftic に -m オプションを設定した場合に作成されるファイル形式です。システム形式の terminfo ファイルを一覧表示する場合にこのオプションを使用した場合は、定義されない結果となります。これはデフォルトの設定です。 |
|
2 つ以上のファイルを比較する場合に、Terminfo データベースの場所を変更します。-A オプションを指定すると、最初のファイルのデータベースの場所が、指定したディレクトリに変更されます。-B オプションを指定すると、2 番目以降のファイルのデータベースの場所が指定したディレクトリに変更されます。(バイナリ ファイルは、つねにデータベースと同じディレクトリに常駐しているわけではありません。たとえば、vt100 端末の詳細情報が記述されているファイルは通常、データベースのサブディレクトリ、v に常駐しています。) |
-S | 入力されたバイナリを、Micro Focus 形式ではなく、UNIX ベンダー固有の形式として扱います。 |
filename | 一覧表示する、または比較する terminfo バイナリ ファイルの名前を指定します。実行される機能は、コマンド ラインに指定するファイル数によって決まります。次に例を示します。
ファイルを指定しないと、mfinfocmp は TERM 環境変数に設定されているファイル名を取得し、そのファイル名の terminfo ソースの詳細を一覧表示します。 ファイルを 1 つ指定すると、mfinfocmp は、指定されたファイルの terminfo ソースの詳細を表示します。 2 つ以上のファイルを指定すると、mfinfocmp は、最初のファイルと 2 番目以降に指定されたファイルを比較します。 |