Visual COBOL 2.3 の新機能

このリリースでは、次の各項目が強化されています。

Visual Studio 2015 との統合

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このリリースでは、Visual COBOL に、Visual Studio 2015 の新機能を利用する次のような新しい特色があります。

電球
電球機能 (light bulb) を使用して、簡単にインターフェイスを実装することや、USING 指令を追加することができます。
互換性 (プロジェクトのラウンドトリップ)
Visual COBOL では、Visual Studio プロジェクトのラウンドトリップ機能がサポートされています。これにより、COBOL プロジェクトを Visual Studio 2012 や Visual Studio 2013 で、またはプロジェクト ファイルをアップグレードする必要なく Visual Studio 2015 で使用できます。
.NET Framework 4.6 との互換性
バージョン 4.6 の .NET Framework を対象とするマネージ COBOL アプリケーションの作成がサポートされています。
Microsoft Help Viewer 2.2
Microsoft Help Viewer 2.2 において Micro Focus ヘルプ がサポートされています。

詳細については、このトピック末尾の「関連項目」を参照してください。

Visual Studio 2013 との統合

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Visual COBOL は、以下を含む Visual Studio 2013 と Visual Studio 2013 Integrated Shell の新機能のサポートを提供します。

互換性 (プロジェクト ラウンド トリップ)
Visual COBOL は、プロジェクト ファイルをアップグレードせずに、Visual Studio 2010 SP1、Visual Studio 2012、または Visual Studio 2013 で COBOL プロジェクトを扱える、Visual Studio プロジェクト ラウンド トリップをサポートします。
.NET Framework 4.5.1 互換性
.NET Framework のバージョン 4.5.1 を対象としたマネージ COBOL アプリケーション作成のサポートを提供します。
スクロール バー
Visual COBOL は、Visual Studio 2013 の新しい、強化されたスクロール バーをサポートします。
Visual Studio 2013 のテーマ
Visual COBOL は、Visual Studio 2013 の新しいルック&フィールに準拠しています。
Microsoft Help Viewer 2.1
Microsoft Help Viewer 2.1 での Micro Focus Help に対するサポートを提供します。
注: Visual Studio 2013 の機能である CodeLens (Code Information Indicators) および Peek Definition は、COBOL ではサポートされていません。

詳細については、このトピック末尾の「関連項目」を参照してください。

Eclipse IDE との統合

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このリリースは、Eclipse バージョン 4.4.2 に付属しています。

Eclipse バージョン 3.7 および 3.8 のサポートは推奨されていません。これにより、JVM COBOL 部分が含まれている、以前のバージョンの Visual COBOL を使用して作成されたアプリケーションに影響があります。そのようなアプリケーションは、コンパイル時または実行時にエラーが発生しないよう、Visual COBOL 2.3 を使用してリビルドする必要があります。

また、Visual COBOL がインストールされている場合は、オプションで、マシン上にインストールされている Eclipse のその他のインスタンスに Visual COBOL プラグインをインストールできます (32 ビット IDE の場合、サポートされている Eclipse のバージョンは、4.2、4.3、および 4.4 です).。

このトピック末尾の「関連項目」を参照してください。

IDE 全般の強化 - Visual Studio

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Visual Studio:

  • メニュー項目 - 次の Micro Focus ユーティリティは、以前は [ツール] > [Micro Focus] メニューの下で選択可能でしたが、次の場所に移動されました。
    • ADO.NET Connection Editor - 現在は、[表示] > [Micro Focus SQL ツール] からアクセスできます。
    • MFA Compare and Synchronization Monitor - 現在は、[ツール] メニューの下で直接選択できます。
    • MFA Server Access Configuration - 現在は、[ツール] メニューの下で直接選択できます。
    • OpenESQL アシスタント - 現在は、[表示] > [Micro Focus SQL ツール] からアクセスできます。
    • OpenESQL Configuration Utility- 現在は、[表示] > [Micro Focus SQL ツール] からアクセスできます。
    • Web Service Client - 現在は、タイプが “Web Service Client Application from JSON/REST” の新しいプロジェクトを作成することでアクセスできます ( ファイル] > [新規作成] > [プロジェクト] >[COBOL] > [Native] > [Web Service Client Application from JSON/REST] の順にクリックします)。
  • マネージ COBOL プロジェクト プロパティ - マネージ COBOL プロジェクトのプロパティで [COBOL] タブにおいて [Expose group linkage items to managed code] という新しい設定が選択できるようになりました。これをオンにすると、コード内のグループ リンケージ項目をクラスのプロパティとして公開することを指定する、ILSMARTLINKAGE 指令が設定されます。また、関連するボタンである [オプション] では、COBOL データ項目の名前から特定のプレフィックスを削除するかどうか、新規クラスをシリアライズ可能にして連絡節項目をプログラム クラスのネスト化クラスとして公開するかどうか、またはプロパティ生成を再定義でない基本項目に限定することを指定できます。
  • ファイル プロパティのリセット - ネイティブ プロジェクト内の COBOL ファイルのファイル プロパティ ページにある「Use Project Defaults」という新しいボタンを使用することで、ネイティブ COBOL プロジェクト内の COBOL ファイルのファイル プロパティをリセットできるようになりました。

詳細については、このトピック末尾の「関連項目」を参照してください。

IDE 全般の強化 - Eclipse

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Eclipse:

  • [変数] ビューに、内部ファイル名のファイル ステータスが表示されるようになりました。
  • JVM COBOL アプリケーションのために [Find All References] および [Go To Definition] がサポートされるようになりました。
  • SSL を使用したデバッガー通信のために SOCKS5 プロキシ サーバーがサポートされています。

詳細については、このトピック末尾の「関連項目」を参照してください。

  • セキュリティ管理強化:
    • ESF 管理ユーザー出口の呼び出し - カスタマイズ可能な ESF 管理ユーザー出口を使用した、Security Manager "参照整合性" ポリシーの実装と実施が可能になりました。サンプル出口が提供されます。
    • LISTREFERENCES ESF 管理機能 - セキュリティ オブジェクトとルール間の関係を決定できます。これは、既存の ESFADMIN コマンド ラインおよび新しい ESF LDAP Security Administration Web Interface を使用して利用可能です。
    • ESF LDAP Security Administrator Web Interface - 新しい近代的で拡張可能な Web インターフェイスによって、サードパーティ製 LDAP ベース Security Manager に保存された、Micro Focus Visual COBOL ユーザー、ユーザー グループ、およびセキュリティ リソース データを管理できます。既存の MFDS ベース インターフェイスより速く、機能的で、Enterprise Server の実行時またはリージョン構成操作に干渉しない、セキュリティ管理者ロールの専用インターフェイスも提供します。
    • 新しい ESFADMIN コマンド - 新しい ADDMEMBER、DELMEMBER、ADDACE、DELACE、ALTACE は、グループ メンバーシップと ACL の複数値を持つ属性の操作を容易にします。
    • "username substitution" MLDAP ESM リソース アクセス ルール機能 - MLDAP ESM モジュールは、リソース アクセス セキュリティ チェック用に、最もマッチするリソース アクセス ルールと ACE を識別するための、新しいアルゴリズムによって更新されました。新しいアルゴリズムは、オプション"username substitution"機能も提供します。
  • このトピック末尾の「関連項目」を参照してください。

    Visual Studio でのアプリケーションのビルド

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    Visual COBOL では、COBOL プロジェクトのために Visual Studio の並行ビルドがサポートされるようになりました。並行ビルドにより、複数 CPU のマシンにおいて複数のプロジェクトをより短時間でビルドできます。この変更を受けて、複数プロジェクトのソリューションを並行して正常にビルドするためには、[プロジェクト] > [Project Dependencies] を使用して、プロジェクトの依存関係およびビルド順序をソリューションのために必ず正しく設定してください。並行ビルドの詳細については、製品のヘルプおよび製品のリリース ノートで「COBOL のビルドに関するヒント」を参照してください。

    注: 並行ビルドは Personal Edition ライセンスまたは Mainframe Subsystem COBOL プロジェクトではサポートされません。

    このトピック末尾の「関連項目」を参照してください。

    Eclipse での JVM COBOL Project の増分ビルド

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    JVM COBOL プロジェクトのビルド時にコンパイルするモジュールの数を最小限に抑えるために、Visual COBOL では、追加的にビルドされるよう (IDE で、変更されたファイルのみがリビルドされる) プロジェクトを構成できるようになりました。

    ネームスペースを含む JVM COBOL アプリケーションのために増分ビルドを使用可能にするには、プロジェクトのプロパティでプロジェクト ビルド構成タブにある [Use incremental build (Technical preview feature)] オプションをオンにします。

    ネームスペースを含まない JVM COBOL アプリケーションの場合は、プロジェクトのプロパティでビルド構成タブにある [Use dynamic calls] を使用できます。プロジェクトをこの設定でビルドする場合、モジュールの呼び出しはコンパイル時ではなく実行時に解決されます。これには、アプリケーションのリビルド時にすべてのモジュールをコンパイルする必要がなくなるという効果があります。

    詳細については、このトピック末尾の「関連項目」を参照してください。

    Visual Studio の COBOL エディター

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    COBOL Editor には、次のような機能拡張および新機能があります。

    • ネイティブ COBOL およびマネージ COBOL の両方で、次のように COBOL 用の IntelliSense 記述支援機能が改善されました。
      • コンテキストに依存した入力候補 - IntelliSense によって、コード内のカーソルの位置、またはプロジェクトのタイプに関連のある入力候補のみが表示されます。
      • 補完リストの強化 - リストには、関連する COBOL 動詞、句と語、コピーブック、コード テンプレート、データ項目、および節名と段落名が含まれます。
      • 文の補完による知的支援 - COBOL 動詞を入力すると、IntelliSense によって、文を完成させるために使用できる関連のある句および一意名の入力候補が表示されます。
      • 単一項目の自動補完 - IntelliSense によって、単一の入力候補が自動的にコード内に挿入されます。
      • 一意でない名前の修飾 - IntelliSense によって、名前が一意でないデータ項目が修飾されます。
      • IntelliSense の構成設定 - 補完リスト内にどのような入力候補を表示するか、入力候補を挿入モードまたは上書きモードのどちらで追加するか、および挿入される語の大文字/小文字を構成できます。
      • スニペット - IntelliSense の入力候補にコード スニペットが含まれるようになりました。
    • $IF-$ELSE-$END 文の色分け - 実行されない $IF コンパイラ制御文の部分は、灰色で色分けされるようになりました。
    • $REGION 文 - $REGION コンパイラ制御文がサポートされています。エディターにおいて折りたたむか展開するコード ブロックを囲むために、$REGION - $END-REGION を使用できます。
    • コピー行の上の左余白にあるコピーブック グリフ (copybook glyph) - コピーブックをインラインで展開できることを示します。
    • コードの選択部分からのコピーブックの作成 - エディター内の新しいコンテキスト メニュー コマンドである [Extract to Copybook] を使用すると、COBOL コードの選択部分を新しいコピーブック ファイルに移動できます。そのファイルは、その新しいコピーブックを参照する COPY 文に置き換えられて、元のプログラム内のプロジェクトおよびコードに追加されます。
    • コピーブック ビューの拡張 - 読み取り専用コピーブックのためのインジケーターが用意されています。
    • アウトライニング - コメント ブロック、段落、および $REGION 文と $IF 文でアウトライニングを利用できるようになりました。
    • タスク リスト コメント - COBOL Editor で、COBOL での Visual Studio スタイルのタスク リスト コメントがサポートされるようになりました。COBOL コメント (列 7 にある *>、*>>、または *) の宣言のすぐ後のコードで TODO、HACK、または UNDONE を入力すると、タスクが作成されて [Task List] ウィンドウに表示されます。

    このトピック末尾の「関連項目」を参照してください。

    Eclipse の COBOL エディター

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    COBOL 用のコンテンツ アシスト サポートは、さまざまな機能拡張が含まれ、JVM COBOL でも使用可能になりました。

    • コンテキストに依存した提案 - コンテンツ アシストによって、コード内のカーソルの位置、またはプロジェクトのタイプに関連のある提案のみが表示されます。
    • 提案リストの強化 - リストには、関連する COBOL 動詞、句と語、コピーブック、コード テンプレート、データ項目、および節名と段落名が含まれます。
    • 文の補完による知的支援 - COBOL 動詞を入力すると、コンテンツ アシストによって、文を完成させるために使用できる関連のある句および一意名の提案が表示されます。
    • 項目の自動補完 - コンテンツ アシストによって、単一の入力候補が自動的にコード内に挿入されます。
    • 一意でない名前の修飾 - コンテンツ アシストによって、名前が一意でないデータ項目が修飾されます。
    • コンテンツ アシストの構成設定 - 補完リスト内にどのような入力候補を表示するか、入力候補を挿入モードまたは上書きモードのどちらで追加するか、および挿入される語の大文字/小文字を構成できます。
    • コード テンプレート - コンテンツ アシストの提案にコード テンプレートが含まれるようになりました。

    詳細については、このトピック末尾の「関連項目」を参照してください。

    コード分析

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    Visual COBOL では、より高度なコード分析機能が提供されるようになり、コーディングまたはパフォーマンスのための標準など、標準を順守していることを確認するためにコードに対してさまざまな分析クエリ (ルール、およびルールのグループ (ルール セットと呼ばれる)) を実行できるようになりました。

    ユーザーからの要求時に IDE でプロジェクト内のプログラムに対して分析ルールを実行することや、プロジェクトのビルドの最後に分析ルールを実行することができます。

    詳細については、このトピック末尾の「関連項目」を参照してください。

    コード カバレッジ

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    Visual COBOL では、コード カバレッジで Test Coverage 機能が使用される IDE 内から、直接、ネイティブ COBOL アプリケーションのコード カバレッジがサポートされるようになりました。COBOL ランタイムで実行されるアプリケーション、および Enterprise Server で実行されるアプリケーションのために、コード カバレッジ レポートを生成できます。

    レポートを生成するには、コード カバレッジをプロジェクト、ビルド構成、またはファイルのプロパティで有効にし、アプリケーションをコンパイルしてから、関連レポートを生成するコード カバレッジとともにアプリケーションを実行する必要があります。Enterprise Server インスタンスが必要なアプリケーションの場合は、エンタープライズ サーバーをコード カバレッジとともに起動してください。

    コマンド ライン コンパイルおよびリンケージ

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    コンパイルおよびリンクのために cbllink コマンドを使用する場合は、新しい -y オプションがあります。Windows XP 上および Windows Server 2003 上で実行できるようサポートを含む実行可能ファイルを作成するには、このオプションを使用します。

    詳細については、このトピック末尾の「関連項目」を参照してください。

    コンパイラ指令

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    このリリースでは、次のコンパイラ指令が新たに追加されました。
    EOF-1A
    ソース ファイル内の 0x1a 文字をファイルの終わりとして扱います。
    JVMDECIMAL
    特定のアイテムを公開するタイプを決定します。この指令により、タイプが ‘10 進数’ の COBOL データ項目、および ILSMARTLINKAGE 使用または PROPERTY キーワードのどちらかの結果として公開される、正数でない数値項目に影響があります。
    NLS-CURRENCY-LENGTH
    PIC フィールド内の通貨記号のために割り当てるバイトの数を指定します。
    NULL-ESCAPE
    ソース ファイル内の 0x00 文字を、ソース コード内の他の印字不能文字のためのエスケープ文字として扱います。

    このリリースでは、次のコンパイラ指令に新規パラメーターがあります。

    DBSPACE
    新規パラメーター ‘MIXED’ を使用すると、1 バイト文字列と 2 バイト文字列が混在するプログラム内のデータ項目を評価できるよう、DBSPACE 指令が拡張されます。

    詳細については、このトピック末尾の「関連項目」を参照してください。

    プロジェクトのプロパティへの追加指令の変換

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    Update Project Properties ユーティリティでは、プロジェクト内の追加の指令をプロジェクト プロパティに変換できます。このオプションは、プロジェクトを開いたときに表示されます。[ツール] > [オプション] > [Micro Focus] > [General] で [Check Additional Directives for project properties] をオフにすることで、このダイアログが再表示されないようにすることを選択できます。

    詳細については、このトピック末尾の「関連項目」を参照してください。

    Data File Structure コマンド ライン ユーティリティ

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    Data File Structure Command Line (DFSTRCL) ユーティリティは、COBOL デバッグ情報 (.idy) ファイルからレコード レイアウト (.str) ファイルを作成できる、DOS ベースのコマンド ライン ユーティリティです。このユーティリティを使用すると、単一の .idy ファイルを処理することや、100 個までの .idy ファイルをバッチ処理することができます。

    詳細については、このトピック末尾の「関連項目」を参照してください。

    Data File Tools (Technology Preview)

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    注: これは技術評価機能としてのみ提供されます。この新機能について、テストおよびフィードバックができるようになる予定です。ただし、この機能はプロダクション使用を目的としたものではなく、プロダクション使用はサポートされていません。また、この機能は GA レベルでの提供が保証されるものではないため、実際提供されるバージョンは技術評価版と大きく異なる可能性があります。

    Data File Tools (Technology Preview) は、データ ファイルを作成および編集できる、新しい独立型テキスト エディターです。‘技術評価版’ 製品であるというその特質上、現在は、以前のバージョンの Data File Tools (現在は Classic Data File Tools と呼ばれる) で使用可能だったすべての機能が含まれているわけではありません。このバージョンに用意されていない機能が必要な場合は、通常どおりアクセスすることで、引き続きクラシック バージョンを使用できます。

    Data File Tools (Technology Preview) を実行するには、Visual COBOL のコマンド プロンプト (Windows)またはターミナル (UNIX)から「mfdatatools2」と入力します。

    新しいエディターを Visual Studio IDE から直接使用するには、[ツール] > [オプション] > [Micro Focus] > [Data File Tools] で、 [Use classic data file tools] チェック ボックスをオフにします。オフにすると、可能な場合は Data File Tools (Technology Preview) バージョンが使用されます。実行しようとしている操作がこのエディターでサポートされていない場合は、代わりに Classic Data File Tools が使用されます。このチェック ボックスは、デフォルトではオンになっています。

    新しいエディターを Eclipse IDE から直接使用するには、データ ファイルまたは構造ファイルを選択する際にショートカット メニューで [Open with] オプションを使用し、[Data File Tools] を選択します。Eclipse では、特定のファイル タイプのために前回使用されたツールが記憶されているため、別のエディターを選択するまで Data File Tools (Technology Preview) が使用されます。

    詳細については、このトピック末尾の「関連項目」を参照してください。

    データベース アクセス

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    このリリースでは、データベース アクセスに対する次の拡張機能が提供されます。

    COBSQL
    このリリースでは、以下の機能が提供されます。
    • [SQL PreprocessorSQL] タブのプロジェクト プロパティと、ビルド構成設定における、COBSQL アプリケーションのコンパイル用の Oracle Pro*COBOL プリプロセッサの選択と構成
    • Pro*COBOL アプリケーションの COBOL 指令 SOURCEFORMAT=TERMINAL と SOURCEFORMAT=VARIABLE のサポート
    DB2 LUW 用の HCO
    このリリースでは、以下の機能が提供されます。
    • データ移行ツールの GUI バージョン (Windows プラットフォーム)
    • すべてのパッケージをバインドまたは再バインドできる新しいツールです。
    • デフォルトでは、新しいHCO (NOHCO) DB2 コンパイラ指令オプションを介して、すべてのプラットフォームで MFHCO モードをサポートしています。詳細については、HCO DB2 コンパイラ指令オプションのトピックを参照してください。
    • CHARSET EBCDIC 処理のパフォーマンスを改善する、新しい DB2 コンパイラ指令オプション (OPTPER (NOOPTPER)) です。詳細については、OPTPER DB2 コンパイラ指令オプションのトピックを参照してください。
    • コンパイル中に作成された DBRM ファイルを書き込む代替ディレクトリを指定する、新しい DB2 指令オプション (BINDDIR) です。コマンド ラインから BINDDIR を設定するか、プロジェクト プロパティで指定できます。詳細については、BINDDIR DB2 コンパイラ指令オプションのトピックバインドのトピックを参照してください。
    • 適切なプラットフォーム上の PL/I の 64 ビット サポート。詳細については、『Windows 上の追加ソフトウェア要件』と『UNIX 上の追加ソフトウェア要件』を参照してください。
    HCO for SQL Server
    このリリースでは、以下の機能が提供されます。
    • DATA-CHANGE-TABLE-REFERENCE 句のサポート。
    • 以下の HCOSS Add-In は、VSPackage Extensions に変換されました。
      • HCO for SQL Server Tools は、[View] > [Micro Focus SQL Tools] から使用できます。
      • Options for HCO for SQL Server Tools は、[Tools] > [Options] > [Micro Focus] から使用できます。
    • Context Help は、以下のツールで利用可能です。
      • Options for HCO for SQL Server ツール
      • HCO for SQL Server ユーザー インターフェイスの各ツール
    OpenESQL
    ADO.NET Connection Editor
    このリリースでは、次の点に注意してください。
    • ADO.NET Connection Editor は、接続の追加、コピー、削除のプロセス全体をガイドする、一連のウィザードを使用して再設計されました。
    • Context Help は、メイン ウィンドウと各 Wizard ページおよびダイアログ ボックスで利用可能です。
    Date/Time Processing
    このリリースでは、ODBC や ADO.NET、JDBC の効率化された日時処理を提供します。
    Date/Time Processing
    このリリースでは、ODBC や ADO.NET、JDBC の効率化された日時処理を提供します。
    OpenESQL アシスタント
    OpenESQL アシスタント オプションは、[Window] > [Preferences] > [Micro Focus] > [Database] > [OpenESQL Assistant (applies to Windows environments only)] から Eclipse IDE を介して設定されます。
    パフォーマンス
    このリリースには、CHARSET EBCDIC 処理のパフォーマンスを改善する、新しい SQL コンパイラ指令オプション (OPTPER (NOOPTPER)) が含まれます。詳細については、OPTPER SQL コンパイラ指令オプションのトピックを参照してください。
    PL/I
    このバージョンでは、適切なプラットフォーム上の PL/I の 64 ビット サポートが提供されます。詳細については、『Windows 上の追加ソフトウェア要件』または『UNIX 上の追加ソフトウェア要件』を参照してください。
    PostgreSQL
    このリリースでは、PostgreSQL 9.4 は、以下の PostgreSQL ソフトウェアを使用して OpenESQL と OpenESQL アシスタントでテストされました。
    サーバー ソフトウェア
    PostgreSQL EnterpriseDB バージョン 9.4.4
    クライアント ソフトウェア
    • psqlODBC ドライバー バージョン 09.03.04.00
    • JDBC41 PostgreSQL ドライバー バージョン 9.4.-1201
    • Npgsql ADO.NET 4.0 ドライバー バージョン 2.2.5
    PostgreSQL 9.4 は、以下の Windows プラットフォームにおいて OpenESQL と OpenESQL アシスタントでテストされました。
    • Windows 32 ビット
    • Windows 64 ビット
    PostgreSQL 9.4 は、以下の UNIX プラットフォームで OpenESQL とテストされました。
    • X86-64 running Red Hat Linux、32 ビットおよび 64 ビット
    • X86-64 running SuSE Linux、32 ビットおよび 64 ビット
    注: Micro Focus では、PostgreSQL の互換性を提供しますが、PostgreSQL オープン ソース プロジェクトに直接寄与したり、サポートしたりすることはありません。PostgreSQL 機能に関係する問題は、オープン ソース サポート ベンダーを通して対応するものとします。
    SQL Server
    このリリースでは、SQL Server OUTPUT 句のサポートを提供します。
    Mainframe Batch Database Tools (MBDT)
    Windows のみ。このリリースでは、特にHCO for SQL Server だけではなく、Oracle、DB2 LUW、SQL Server に以下の機能を不可知論的に提供する、メインフレーム バッチ ユーティリティが含まれます。
    • DSNTEP2
    • DSNUTILB LOAD
    • DSNUTILB UNLOAD
    • 32 ビットおよび 64 ビット サポート
    • 新しいバッチ構成ユーティリティ
    SQL Option for DB2
    このリリースでは、次の拡張機能が提供されます。
    • XDB Link に加え、XDB Server における XML データ型の初期サポート
    • リテラル文字列を使用した、テーブル式および結合におけるパフォーマンスの向上
    • JDBC ドライバーは、結果セット処理をサポートします
    • SQL Wizard は、LOB データ型サポートを改善します
    • z/OS DB2 バージョン 10:
      • 暗黙的キャストのサポートの拡張
      • アプリケーションのタイムスタンプ精度の向上
      • TIMESTAMP WITH TIME ZONE (applies to Windows environments only) のサポート
    XA スイッチ モジュール
    このリリースでは、以下の項目を提供するため XA インターフェイスが再設計されています。
    • SQL Server、DB2、および Oracle ユーザー パーソナル化の一貫したルック&フィール
    • RM 動的および静的登録の一貫したルック&フィール (SQL Server、DB2、Oracle、ODBC の一般的なワンフェーズ コミット)
    • 新しい XAID コンパイラ指令を介して、CICS および Web Services アプリケーションを使用した、同じスイッチ モジュールの 2 つのインスタンスの追加サポート
    • Enterprise Server で実行中のパッチ アプリケーションのみによる、指定された XA リソースの使用

    詳細については、このトピック末尾の「関連項目」を参照してください。

    Enterprise Server for .NET

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    このリリースでは、次の各項目が強化されています。

    • CICS クラス ライブラリ - パブリック API は、特に CICS の制御下で動作するアプリケーションから使用できる型を含めるように強化されました。これによって、CICS アプリケーション内からの CICS 機能の呼び出しが可能になります。
    • IDE サポート:
      • Micro Focus Rumba との統合
      • IDE 内からの JCL ファイルの提出のサポート
      • 文字セット サポート
      • IDE からの動的デバッグ設定の構成
      • デバッグ開始時のサーバーの起動
      • ソリューションまたは IDE 終了時の、動作中のサーバーの停止
      • IDE 内からのコンソール ログの閲覧
      • 動作しているリスナーがない場合における、リスナーの作成またはアクティブ化
      • 利用可能なサーバーのサーバー エクスプローラー ビュー
      • サーバー エクスプローラーにおける、サーバーに対するコマンドの起動、再起動、停止
      • サーバーをプロジェクトと関連付けるコマンド
    • 動的リスナー構成 - コマンド ライン ツールと Administration ツール両方からリスナーを構成できるようになりました。ポートの有効化、無効化、追加、削除やセッションの切断などの、リスナーの動作の一部の要素を動的に構成できます。
    • EBCDIC サポート - CICS リージョンは、EBCDIC を使用するアプリケーションをサポートするようになりました。
    • EZASOKET - IBM の EZA 機能を使用するアプリケーションの実行を可能にするため、EZASOKET が限定的にサポートされています。基本的な open、close、read、および write 文と、IBM の EZACICAL および EZASOKET API の一部の制御機能をサポートします。

      サポート対象機能と現在の制限については、Enterprise Server for .NET 製品ヘルプを参照してください。

    • JES REST API - HTTP REST インターフェイスを使用した JES 制御がサポートされています。これによって、HTTP REST 要求を使用して JES 機能を実行できます。たとえば、HTTP REST 要求を使用して、イニシエーターやプリンターの追加、ジョブ クラスの変更、またはジョブのリリースを行うことができます。
    • Historical Statistics Facility (HFS) - HSF が Enterprise Server for .NET CICS リージョンに対して有効化されると、トランザクション向けの実行時に、イベント レコードがリージョン データベースに作成されます。これらのレコードを後で処理することで、実行時の詳細な情報を得ることができます。これらの統計情報を分析するため、GUI とコマンド ライン ツールが提供されています。
      注: HFS は、CICS リージョンでのみ利用可能です。SQL API コールはサポートされていません。
    • ミニダンプ サポート - 例外発生時に自動的にミニダンプを作成するよう、リージョンを構成できます。これによって、システムの診断とアプリケーション障害のトレースが可能になります。
    • リソース定義のインポートとエクスポート - コマンド ライン ツールを使用して、Enterprise Server for .NET のリソース定義情報を Enterprise Server フォーマットにエクスポートできます。これによって、Enterprise Server 内の Enterprise Server for .NET とネイティブ エンタープライズ サーバー インスタンス間のリソース定義を移動できます。

    詳細については、このトピック末尾の「関連項目」を参照してください。

    環境変数

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    以下の新しい環境変数が利用可能です。

    MFJ_REPRO_EMPTY
    Enables or disables the ability for the IDCAMS REPRO action to copy from a pristine VSAM file. Permissible values: Y or N.
    ES_JESYSMSG_RESTRICTED
    When system message spool files are being routed directly to the Output queue, by using ES_JESYSMSG_OUTPUT, you can hold back spool files based on their class, by using ES_JESYSMSG_RESTRICTED. Permissible values: class names or numbers entered as a continuous string; for example, ES_JESYSMSG_RESTRICTED=ABC123.

    詳細については、このトピック末尾の「関連項目」を参照してください。

    ファイル処理

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    このリリースには、次のような新しい構成オプションがあります。

    ACUFH
    Vision および RM/COBOL 索引付きファイルを処理するために必要な、ACU ファイル ハンドラー (ACUFH) の使用を有効または無効にします。
    ESACUFH
    Enterprise Server で実行されるファイル処理操作のために、ACU ファイル ハンドラー (ACUFH) の使用を有効または無効にします。このオプションを有効にするためには、ACUFH も有効にする必要があります。

    詳細については、このトピック末尾の「関連項目」を参照してください。

    ファイル ロック

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    Visual COBOL 2.3 より前のバージョンでは、UNIX および Linux プラットフォームで、OPEN 文において指定されているか CBL_OPEN_FILE の呼び出しにおいて使用されている sharing 句のセマンティクスが正しく適用されない場合がありました。バージョン 2.3 以降は、チューナー strict_file_locking=true が設定されている場合 (デフォルト設定) 、sharing 句は正しく受け入れられます。

    動作の変更点として考えられる例を、以下に示します。

    • Process-A で、読み取り専用アクセスによって、他のプロセスからの書き込みアクセスを拒否する共有モード (SHARING WITH READ ONLY) でファイルを開きます。
    • 次に、Process-B で、読み取り専用アクセスによって、他のプロセスからの読み取りアクセスを拒否する共有モード (SHARING WITH NO OTHER) でファイルを開こうとします。

    strict_file_locking=true の場合は、Process-A によって正常にファイルが開かれており、読み取りアクセスしか許可されていないため、Process-B ではファイルを開けません。

    strict_file_locking=false の場合は、 Process-B で正常にファイルが開かれます。

    アプリケーションで予期しない OPEN 状態が発生するかファイルを開けない場合は、この新しいファイル ロック動作の結果である可能性があります。そのような状況の場合は、アプリケーションのファイル ロックおよびファイル共有の要件を見直し、デフォルト設定を使用するようソース コードをリファクターすることをお勧めします。strict_file_locking=false に設定することで、元のファイル ロック動作およびファイル共有動作に戻すことができます。

    詳細については、このトピック末尾の「関連項目」を参照してください。

    iFileshare - Enterprise Server での Fileshare サポート (Technology Preview)

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    注: これは技術評価機能としてのみ提供されます。この新機能について、テストおよびフィードバックができるようになる予定です。ただし、この機能はプロダクション使用を目的としたものではなく、プロダクション使用はサポートされていません。また、この機能は GA レベルでの提供が保証されるものではないため、実際提供されるバージョンは技術評価版と大きく異なる可能性があります。

    この機能をテストしフィードバックしたい場合、新しい機能を有効にする手順について Micro Focus Support Line にお問い合わせください。

    プライマリ iFileshare サーバーと多くのスタンバイ サーバーで構成される高可用性グループを構成することで、ミッション クリティカル ファイルの可用性を向上させるよう、iFileshare を構成することが可能です。(現在、このタイプの構成はスタンバイ サーバー 1 つまでしかサポートしていません)

    アプリケーションに対してクリティカルなファイルは、プライマリ サーバーからスタンバイ サーバーに複製できます。プライマリ サーバーが落ちた場合でも、最新のデータ (インフライト トランザクション除く) が利用可能です。

    複雑性を緩和し、iFileshare 高可用性グループの安定性を向上させるため、各リージョンを専用 iFileshare サーバーとして構成することを推奨します。他の Enterprise Server 作業がグループ内でホストされている場合、フェールオーバー発生時に非 Fileshare 作業が新しいプライマリ サーバーで継続できるように、セットアップは各サーバーで一貫させる必要があります。

    詳細については、このトピック末尾の「関連項目」を参照してください。

    JCL 解析エディター

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    新しい JCL 解析エディターは、メインフレーム プログラムの経験が浅いユーザーに対する JCL コード作成の支援を提供します。これは特に、Visual COBOL Connect を使用してリモート メインフレーム マシン上でソース ファイルを編集する場合に有用です。次の機能があります。

    • ブロック選択 - ツールバーのボタンを使用してモードを切り替えます。
    • JCL コンストラクトのコンテンツ アシスト。
    • 構成可能なバックグラウンドの構文解析
    • エディターの構成設定 - 水平ルーラの表示と非表示を切り替える、マージンの表示線のオンとオフを切り替える、構文色設定とスマート編集モードを設定することが可能です。
    • フォールディング サポート - コードのブロックの折りたたみと展開を可能にします。
    • 水平方向のルーラー
    • 場所の定義
    • マージン
    • アウトライン ビュー - プロシージャの構造とプログラム内の構造宣言を示します。アウトライン ビュー内の項目をクリックするとカーソルがコード内のその項目に移動し、コード内の項目をクリックするとカーソルがビューの同項目に移動します。
    • Renumber と Unnumber - コードの行の番号再割り当てと番号割り当て解除をサポートします。
    • エディターから直接 JCL コマンドを送信します。
    • スマート編集モード - 改行時やマージン周囲のワード ラッピング動作、および Home と End の各キーを使用したカーソル移動を定義します。
    • 構文カラー化
    • 構文エラー レポート - 赤のチルダを使用してコード中のエラーに印をつけます。
    • タスク作成 - TODO または FIXME をコードのコメントに挿入し、タスクを自動的に作成します。作成されたタスクは [Task] ビューに表示されます。
    • 最も一般的な JCL コンストラクトのテンプレート。
    注: 下記の規則が適用されます。
    • エディターでは、VSE 言語文はサポートされていません。JES2 と JES3 はサポートされています。
    • PDS から JCL ルーチンのライブラリで読み取れないようにするため、PROCS はエディターでサポートされていません。

    詳細については、このトピック末尾の「関連項目」を参照してください。

    ライブラリ ルーチン

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    このリリースでは、次のライブラリ ルーチンが新たに追加されました。

    CBL_MANAGED_SESSION_GET_USERDATA
    現在の RunUnit 内に保存されているユーザー データを取得します。
    CBL_MANAGED_SESSION_SET_USERDATA
    現在の RunUnit においてユーザー データを設定します。

    このリリースでは、次のライブラリ ルーチンに新規パラメーターがあります。

    CBL_LOCATE_FILE
    ファイル名として、NULL で終わる文字列を指定できるようになりました。このために、user-mode パラメーターに新たに 3 つの値を使用できるようになりました。

    詳細については、このトピック末尾の「関連項目」を参照してください。

    メインフレームの互換性

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    • IMS DBCS - Enterprise Server IMS サポートが拡張され、全角文字セット (DBCS) を使用するアプリケーションが含まれるようになりました。MFS EATTR=ECGS (SOSI のない完全 DBCS 文字列) がサポートされています。
    • /DIS USER DEQUEUE の実装 - IMS システムの管理時の柔軟性を向上させるため、メッセージ キューからメッセージを削除する /DEQUEUE USER コマンドが利用可能です。

    詳細については、このトピック末尾の「関連項目」を参照してください。

    マネージ COBOL 構文

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    マネージ COBOL 構文に次の強化が加えられました。

    詳細については、このトピック末尾の「関連項目」を参照してください。

    Micro Focus ユーティリティ

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    新しいユーティリティ Micro Focus FTP (MFFTP) は、Micro FocusEnterprise Server 内で JCL が有効にされたエンタープライズ サーバーへの FTP サポートを提供します。MFFTP ユーティリティは、メインフレーム上の JCL から FTP を活用する、バッチ プロセスのサポート メカニズムを提供します。

    以下の項目がサポートされています。
    • Fixed Block (FB) ファイル
    • Variable Block (VB) ファイル
    • Generation Data Group (GDG) ファイル
    • サードパーティ FTP クライアントの構成
    • 入出力一時ファイル処理
    • 行末マーカーの構成
    • エラー コードの構成
    • テキスト メッセージの構成

    詳細については、このトピック末尾の「関連項目」を参照してください。

    Micro Focus Rumba

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    Micro Focus Rumba バージョン 9.4 では、Visual COBOL 2.3 セットアップ ファイルが提供されています。Visual COBOL のライセンスは、Rumba のすべてのコンポーネントに適用されます。

    詳細については、このトピック末尾の「関連項目」を参照してください。

    Micro Focus Unit Testing Framework

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    注: これは技術評価機能としてのみ提供されます。この新機能について、テストおよびフィードバックができるようになる予定です。ただし、この機能はプロダクション使用を目的としたものではなく、プロダクション使用はサポートされていません。また、この機能は GA レベルでの提供が保証されるものではないため、実際提供されるバージョンは技術評価版と大きく異なる可能性があります。技術評価版に関するフィードバックおよびご意見については、Micro Focus コミュニティ フォーラム (http://community.microfocus.com/microfocus/) までお寄せください。

    Micro Focus 単体テスト フレームワークは、手続き型 COBOL アプリケーションのための、コマンド ラインから使用可能な、xUnit スタイルのテスト フレームワークです。

    xUnit フレームワークで想定される、ほとんどのアーキテクチャが含まれています。テスト ランナーは、nVisual COBOL コマンドまたは shell プロンプトから実行する、32 ビットまたは 64 ビットの実行可能ファイルです。テスト フィクスチャまたはテスト スイートは、設定、テスト ケース コード、およびテスト ケースに関連付けられたティアダウンを含むことができる、.dll (Windows) または .so (UNIX) にコンパイルされた COBOL プログラムです。

    テスト結果は、さまざまな形式で取得可能です。デフォルトでは、結果は画面または .txt ファイルに表示されますが、コマンド ラインでパラメーターを追加使用し、Junit 形式でレポートを生成できます。

    詳細については、このトピック末尾の「関連項目」を参照してください。

    Microsoft Azure サポート

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    Microsoft Azure のための Visual COBOL サポートは、Microsoft Azure SDK のバージョン 2.6 に更新されました。

    サポートは、Visual COBOL の次回のメジャー リリースより前に今後のバージョンの Microsoft Azure SDK を利用できるようにするために、製品に追加されています。Micro Focus は、お客様から要求された場合のみ、これらのためのサポートを提供します。

    詳細については、このトピック末尾の「関連項目」を参照してください。

    PL/I サポート

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    このリリースでは、Visual COBOL における PL/I サポートに対し以下の拡張が提供されます。

    • 64 ビット サポート - Visual COBOL は、Windows、Solaris(SPARC)、Red Hat Linux、SUSE Linux 上の PL/I アプリケーションの開発用の完全な 64 ビット環境を提供し、アプリケーションを最新版に更新する際に、64 ビット アドレス スペースなどの 64 ビット機能を活用し、64 ビット リレーショナル データベースとやり取りできるようにします。
    • データ型 - GRAPHIC、GRAPHIC VARYING、GRAPHIC VARYING BIGENDIAN、Gx、および G 定数を含む GRAPHIC データ型のサポートが追加されました。これによって、Enterprise Server で動作中の Open PL/I への移行に、アプリケーション内の GRAPHIC データを使用できるようになります。
    • PL/I デバッガー:
      • cwgui デバッガーは利用できなくなりました。より優れたグラフィカル デバッグ エクスペリエンスを提供する、cw_java デバッガーを使用できるようになりました。
      • このデバッガーは、以下のビルトイン機能の評価をサポートするため拡張されました。CENTER、CENTERLEFT、CENTERRIGHT、HEX、LEFT、LOWERCASE、MAXLENGTH、PACKAGENAME、RIGHT、REVERSE、ROUND、SEARCH、SEARCHR、TALLY、UPPERCASE。
    • 新しい -systemmvs、-systemims、および -systemcics リンク オプション - mfplx およびリンカー ロジックが、リンク オプションから -cics、-ims、および -mvs フラグを分離するため拡張されました。PL/I CICS EXCI アプリケーションがある場合、これによって、より簡単にアプリケーションのコンパイルとリンクを行い、JCL または IMS の制御下で運用できます。

      また、マクロ プリプロセッサ SYSTEM() ビルトイン機能は、実質上 "SYSTEM" の値を正しく返します(IMS、CICS、MVS など)。

    • Open PL/I マクロ プリプロセッサは、以下の項目をサポートします。
      • Open PL/I マクロ文 ANSWER。これによって、PL/I マクロで ANSWER を使用する PL/I コードの移行が可能になります。
      • FIXED および CHAR マクロ変数の配列の使用。これによって、変数配列を使用する PL/I マクロ プリプロセッサ コードの移行と保守が容易になります。
    • IBM Structure Alignment (-zalign) - IBM のコンパイラと同じオフセットでデータ要素をマッピングさせるオプションを、ALIGNED 構造体に提供するため、Open PL/I コンパイラが強化されました。これによって、Enterprise Server の制御下で動作している Open PL/I へのアプリケーションとデータの移行が容易になります。

    詳細については、このトピック末尾の「関連項目」を参照してください。

    プリプロセッサ

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    IDE に、プロジェクトで複数のプリプロセッサを有効にして使用するためのサポートが追加されました。

    ネイティブ COBOL アプリケーションのプロジェクトのプロパティおよびファイルのプロパティに [追加プリプロセッサ]プリプロセッサ という新しいページが追加されており、そのページでは、アプリケーションのビルド時に使用するプリプロセッサを 1 つ以上選択することや、それらの実行順序を指定することができます。

    ユーザー プリプロセッサのための新しいレポート機能が使用可能になりました。resp-main コード 18 は、直前の前処理された行によって変更済みとマークされるデータ名がバッファーに含まれていることを示します。そのデータ名は修飾される可能性があり、resp-more に、参照のための列情報が含まれます。

    詳細については、このトピック末尾の「関連項目」を参照してください。

    プロファイラー

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    Visual COBOL では、ネイティブ COBOL アプリケーションのためのプロファイラーを IDE 内から直接使用できるようになりました。レポートを生成する手順は、次のとおりです。

    1. プロジェクト、ビルド構成、またはファイルのための COBOL プロパティ ページでプロファイラーを有効にします。
    2. アプリケーションをコンパイルして、変更を適用します。
    3. プロファイラーを有効にして実行構成を作成します。
    4. プロファイラーとともにアプリケーションを実行し、関連するレポートを生成します。

    詳細については、このトピック末尾の「関連項目」を参照してください。

    リモート接続

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    このリリースには、次のような機能拡張があります。

    • 接続問題の判断に役立つ診断ツールの改善 - クライアント インストールおよびサーバー インストールの両方のために機能拡張を利用できます。
    • Remote System Explorer (RSE) 接続タイプを指定して、リモート メインフレーム COBOL プロジェクトおよび PL/I プロジェクトを作成できるようになりました。これは、環境内で SAMBA 接続または NFS 接続を使用できない場合のシナリオに対応するために用意されている機能です。
      注: 次の機能およびユーティリティは、リモート プロジェクトで RSE 接続タイプが使用される場合はサポートされません。
      • Classic Data File Tools ユーティリティおよび Data File Tools (Technology Preview) ユーティリティ内のファイル レイアウト エディターおよびファイル エディター。
      • BMS コンパイラおよびペインター。
      • IMS レイアウト エディターおよび IMS データベース エディタ。
      • Mainframe Assembler。
    • リモート接続のタイプの変更 - リモート プロジェクトのための [Remote Settings] を使用して、リモート接続のタイプを RSE から NFS、または NFS から RSE に変更できるようになりました。

    詳細については、このトピック末尾の「関連項目」を参照してください。

    リモート PL/I アプリケーション

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    リモート UNIX および Linux マシン上で動作する 32 ビットおよび 64 ビット PL/I アプリケーションの編集、コンパイル、およびデバッグのサポートが、Eclipse で提供されます。

    リモート PL/I アプリケーション用のエディターには、ローカル プロジェクトで利用可能なすべての PL/I エディター機能が備わっています。PL/I エディター パーサーの構文認識が改善されました。

    詳細については、このトピック末尾の「関連項目」を参照してください。

    サービス インターフェイスのリセット

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    要求メッセージおよび応答メッセージでのメディア タイプとして JSON を利用する RESTful サービス インターフェイスが、Interface Mapping Toolkit の使用によりサポートされるようになりました。これにより、最新の転送ペイロードおよび転送プロトコルを使用して COBOL アプリケーションを拡張できます。

    詳細については、このトピック末尾の「関連項目」を参照してください。

    RPM UNIX インストーラー

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    UNIX および Linux に Visual COBOLEnterprise Server をインストールするためのそれ固有のインストーラーのほかに、Micro Focus では、Linux に Visual COBOLEnterprise Server をインストールするための標準 RPM インストーラーが用意されています。RPM Package Manager (RPM) は、すべての Linux オペレーティング システムで使用可能な、製品のインストールを管理するための技術です。

    Visual COBOLEnterprise Server 用の RPM インストーラーでは、RPM のすべての機能がサポートされています。

    RPM インストーラーを使用するインストール方法の手順については、製品のヘルプで「Installation」(インストール) の項を参照してください。

    詳細については、このトピック末尾の「関連項目」を参照してください。

    単一ファイル サポート

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    Visual COBOL 内でファイルを使用するための推奨される方法は、プロジェクトにそれらを含めることです。単一ファイルを簡単に開いて編集する必要がある状況のために、Visual COBOL では、ファイルがプロジェクトの一部として開かれていない場合に、IDE においてネイティブ COBOL ファイルがサポートされるようになりました。フル サポートにはプロジェクト ファイルが必要なため、 IDE の編集機能、コンパイル機能、およびデバッグ機能が制限付きでサポートされています。

    IDE で単一ファイルのフル サポートを使用可能にするために、Visual COBOL では、それらからプロジェクトを作成する方法 (エディターで当該ファイルを右クリックし、[Create COBOL Project] をクリック) が用意されています。

    詳細については、このトピック末尾の「関連項目」を参照してください。

    スプール ハウスキーピング

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    新しいスプール ハウスキーピング ユーティリティが導入されました (MVSSPLHK)。以前のスプール ハウスキーピング ユーティリティ (MVSP0027) よりもアーカイビング機能が向上しており、JCL ジョブから直接起動するように設定することも可能です。

    詳細については、このトピック末尾の「関連項目」を参照してください。

    トランザクション クラス (TRANCLASS) サポート

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    トランザクション クラス (TRANCLASS) サポートが技術プレビュー機能ではなくなり、フル リリース機能になりました。

    詳細については、このトピック末尾の「関連項目」を参照してください。

    チューナー

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    Visual COBOL のこのリリースには、以下の新しいチューナーが含まれます。

    putenv_interface
    環境変数を設定するときにオペレーティング システムの putenv() 関数が必要となる UNIX システムのために、下位互換性を提供します。
    strict_file_locking
    UNIX システムのための新しい、より信頼性の高いファイル ロック方法を使用可能にします。詳細については、「ファイル ロック」を参照してください。

    Visual COBOL のこのリリースには、以下のチューナーの更新が含まれます。

    default_cancel_mode
    このチューナーのために新しいパラメーター、およびデフォルトが導入されました。詳細については、「default_cancel_mode」を参照してください。
    subsystem_cancel_mode
    このチューナーのために新しいパラメーターが導入されました。詳細については、「subsystem_cancel_mode」を参照してください。

    詳細については、このトピック末尾の「関連項目」を参照してください。

    ランタイム システムの更新

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    Enterprise Server は、さまざまな開発製品を使用してビルドされたアプリケーションを実行できる実行環境を提供するために更新されました。この結果として、以前のバージョンの Visual COBOL を使用してビルドされたメインの COBOL 実行可能ファイル (.exe) がアプリケーションに含まれている場合は、必ずその実行可能ファイルをリビルドし、新しいランタイム システムとともにパッケージ化する必要があります。これによる、Visual COBOL にディプロイされたメインフレーム サブシステム プロジェクトへの影響はありません。リビルドは、IDE またはコマンド ラインから行うことができます。

    以前のバージョンの Visual COBOL を使用してビルドされた他の COBOL サブプログラムには、リビルドは必要ありません。

    詳細については、このトピック末尾の「関連項目」を参照してください。

    z/Server のインストールと構成

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    • XML 構成ファイル - 以前のリリースで使用されていた 5 つの別個の構成ファイルは、単一の XML 構成ファイルに変更されました。これによって、x/Server インストールおよび構成の複雑性が緩和されます。XML スキーマが提供および実装されます。型と範囲の入力パラメーター値が実行時にチェックされ、適用される前に、標準またはカスタム ツールを使用して外部で検証することも可能です。
    • z/Server Configuration Utility (Technical Preview のみ) - このリリースでは、新しい Web ベース z/Server Configuration Utility の技術プレビューを提供します。
      注: これは技術評価機能としてのみ提供されます。この新機能について、テストおよびフィードバックができるようになる予定です。ただし、この機能はプロダクション使用を目的としたものではなく、プロダクション使用はサポートされていません。また、この機能は GA レベルでの提供が保証されるものではないため、実際提供されるバージョンは技術評価版と大きく異なる可能性があります。
    • Application Workflow Manager では、z/Server と Mainframe Access Server (MFA) を両方インストールする必要があります。