SQL の xa_open 文字列構成オプション

XAR を定義するために使用できる、Micro Focus 固有の xa_open 文字列オプションについて説明します。

Visual COBOL では、各データベース ベンダーによって提供される xa_open 文字列オプションのほかに、XAR のための xa_open 文字列オプションが用意されています。

これらのオプションをリソース定義に追加するには、データベース ベンダーが指定する形式を使用して xa_open 文字列にこれらのオプションを含めます。たとえば、ほとんどのデータベースでは区切り文字にカンマ (,) を使用しますが、Oracle ではプラス記号 (+) を使用します。詳細については、データベースのドキュメントを参照してください。

LocalTX={T|F}
トランザクションを XAR でどのように処理するかを決定します。
T
関連する XAR で、ローカル (非分散) トランザクションを使用します。このオプションは負荷を抑えるため、XAR を単一で使用する際に適しています。ただし、LocalTX=T の場合は、他のリソースとは関係なく XAR ごとにコミットおよびロールバックも処理されるため、慎重に使用することをお勧めします。
F
関連する XAR で、XA のグローバル分散トランザクションを使用します。デフォルトです。
ISOLEVEL={CR|RO|RR|SS|SZ|UR}
特定の XAR のトランザクションの分離レベルを決定します。
パラメーター 説明
CR コミットされた読み取り (デフォルト)
RO 読み取り専用 (Oracle のみ)
RR 反復可能読み取り (Oracle ではサポート外)
SS スナップショット (SQL Server のみ)
SZ シリアル化可能
UR 非コミット読み取り (Oracle ではサポート外)
ESLOGGING=0001
Enterprise Server コンソール ログで追加の RM スイッチ モジュール診断を提供します (JCL 接続やデータベース API エラーを含む)。
PACKAGEPATH=schema1[+schema2+...schemaN]
DB2 のみ。次の代入マーカーを使用して、現在の JCL または CICS ユーザー名、XA リソース名、エンタープライズ サーバー リージョン 名、または組み合わせに基づくカスタマイズを可能にできます。
%REGION%
現在の エンタープライズ サーバー リージョン 名。
%XARN%
現在の XA リソース名。
%ESUSER%
現在の CICS または JCL ユーザー名。