JBoss にディプロイするには

JBoss Application Server のインストール

JBoss Application Server は、JBoss の公式 Web サイトからダウンロードしてインストールできます。

JBoss Application Server を開く方法は、次のとおりです。

Web ブラウザーで、URL http://localhost:8080 を入力します。8080 は、デフォルトポートです。

JBoss Application Server の管理

JBoss Application Server には、アプリケーションサーバーを管理するための Web インターフェイスがあります。この管理インターフェイスは、JBoss 管理コンソールと呼ばれます。コンソールを開始する方法は、次のとおりです。

Web ブラウザーに「http://localhost:9990/console/App.html」と入力します。ポート 9990 は、管理コンソールのソケットバインディングとしてあらかじめ定義されています。

JBoss Application Server の開始および停止

JBoss Application Server を、JBoss コンソールまたはコマンドラインから、次のようにして開始および停止できます。

JBoss EAP 7.1

Windows 環境の場合：

開始するには、jboss_home\bin\standalone.bat を実行します。
停止するには、jboss_home\bin\jboss-cli --connect command=:shutdown を実行します。

UNIX 環境の場合：

開始するには、jboss_home/bin/standalone.bat を実行します。
停止するには、jboss_home/bin/jboss-cli --connect command="shutdown を実行します。

リソースアダプターのディプロイ

JBoss EAP 7.1

JBoss EAP 7.1 のリソースアダプターをディプロイするには、次のように、standalone.xml ファイルを更新します (このファイルは、JBoss インストールの standalone\configuration(Windows) または standalone/configuration(UNIX) ディレクトリにあります)。

jca サブシステムを無効にする

<subsystem xmlns="urn:jboss:domain:jca:5.0"> 要素の子 <archive-validation> を次のように編集します。

<archive-validation enabled="false" fail-on-error="true" fail-on-warn="false"/>

mfcobol-notx.rar リソースアダプターを追加する

既存のリソースアダプターサブシステム要素全体を次のサブシステム定義に置き換えます。

<subsystem xmlns="urn:jboss:domain:resource-adapters:5.0">
	<resource-adapters>
		<resource-adapter>
			<archive>mfcobol-notx.rar</archive>
			<transaction-support>NoTransaction</transaction-support>
			<connection-definitions>
				<connection-definition class-name="com.microfocus.cobol.connector.spi.CobolNoTxManagedConnectionFactory" jndi-name="java:/eis/MFCobol_v1.5" pool-name="CobolConnectionFactory">
					<pool>
						<min-pool-size>2</min-pool-size>
						<max-pool-size>10</max-pool-size>
					</pool>
					<security>
						<application/>
					</security>
				</connection-definition>
			</connection-definitions>
		</resource-adapter>
	</resource-adapters>
</subsystem>

mfcobol-localtx.rar リソースアダプターを追加する

<subsystem xmlns="urn:jboss:domain:resource-adapters:5.0"> タグ内で、次の <resource-adapter> 定義を <resource-adapters> の子として追加します。

<resource-adapter>
			<archive>mfcobol-localtx.rar</archive>
			<transaction-support>LocalTransaction</transaction-support>
			<connection-definitions>
				<connection-definition class-name="com.microfocus.cobol.connector.spi.CobolLocalTxManagedConnectionFactory" jndi-name="java:/eis/MFCobol_v1.5" pool-name="CobolConnectionFactory">
					<pool>
						<min-pool-size>2</min-pool-size>
						<max-pool-size>10</max-pool-size>
					</pool>
					<security>
						<application/>
					</security>
				</connection-definition>
			</connection-definitions>
		</resource-adapter>

mfcobol-xa.rar リソースアダプターを追加する

<subsystem xmlns="urn:jboss:domain:resource-adapters:5.0"> タグ内で、次の <resource-adapter> 定義を <resource-adapters> の子として追加します。

<resource-adapter>
			<archive>mfcobol-xa.rar</archive>
			<transaction-support>XATransaction</transaction-support>
			<connection-definitions>
				<connection-definition class-name="com.microfocus.cobol.connector.spi.CobolManagedConnectionFactory" jndi-name="java:/eis/MFCobol_v1.5" pool-name="CobolConnectionFactory">
					<xa-pool>
						<min-pool-size>2</min-pool-size>
						<max-pool-size>10</max-pool-size>
					</xa-pool>
					<security>
						<application/>
					</security>
				</connection-definition>
			</connection-definitions>
		</resource-adapter>

アプリケーションの .ear ファイルのディプロイ

アプリケーションの .ear ファイルを生成する場合、JBoss Application Server では、.ear ファイルにアプリケーションのディプロイ情報を指定するディプロイメント記述子があることが必要です。Interface Mapping Toolkit を使用してクライアントおよび EJB を生成する場合は、これらのディプロイメント記述子は自動的に作成されて .ear にパッケージ化されます。

JBoss EAP 7.1: アプリケーションの .ear ファイルをディレクトリ my-project\repos\my-service.deploy\my-service.ear(Windows) または my-project/repos/my-service.deploy/my-service.ear(UNIX) から JBoss ディプロイディレクトリにコピーします。デフォルトのディプロイディレクトリは jboss_home\standalone\deployments(Windows) または jboss_home/standalone/deployments(UNIX) です。

ロギング

JBoss EAP 7.1: デフォルトでは、jboss_home\standalone\log\server.logjboss_home\standalone\log\server.log にログファイルおよびトレースが保存されます。

JDBC データソースの XA トランザクション用の構成

ディプロイするアプリケーションからサードパーティのデータベースに接続する場合は、JDBC データソースを構成し、データソースの JNDI 名などの情報を指定する必要があります。

JBoss EAP 7.1: データソースを standalone.xml ファイルに追加します。

JDBC データソースの構成の詳細については、JBoss 管理のドキュメントを参照してください。

その他の情報

詳細情報は、JBoss Application Server インストール環境のリリースノートおよび JBoss Web サイトを参照してください。