文字作用対象の比較 (比較条件)

一般形式


 Comparison of Nonnumeric Operands

比較文字「<」、「>」、および「=」は必要語であるが、「>」(以上) のような他の記号との混同を避けるために下線は引いていない。

一般規則:

  1. 文字作用対象同士の比較、または単一の数字作用対象および単一の文字作用対象の比較は、指定された文字照合順序に基づいて行われる (「実行用計算機段落」トピックを参照)。一方の作用対象が数字である場合、整数データ項目または整数定数にする。比較時の注意点は以下のとおり。
    1. 文字作用対象が基本データ項目または文字定数である場合、数字作用対象は、数値データ項目と同じサイズの英数字基本データ項目 (標準データ形式文字) に転記された場合と同様に処理される。その後、この英数字データ項目の内容が文字作用対象と比較される。「MOVE 文」のトピックを参照。
    2. 文字作用対象が集団項目である場合、数字作用対象は、数値データ項目と同じサイズの集団項目 (標準データ形式文字) に転記された場合と同様に処理される。その後、この集団項目の内容が文字作用対象と比較される。「MOVE 文」のトピックを参照。
    3. 整数ではない数字作用対象は、文字作用対象とは比較できない。

    作用対象のサイズは、作用対象内の標準データ形式文字の合計数である。

  2. OSVS 表意定数を持つ数字編集データ項目を比較することができる。これは英数字比較として扱われる。
  3. MF 用途が違っていても、数字作用対象と文字作用対象を比較できる。数字作用対象は、同じサイズの USAGE DIAPLAY 項目 (標準データ形式文字) に転記された場合と同様に処理される。その後、この内容が文字作用対象と比較される。

    比較処理には次の 2 つのケースがある。

    1. 作用対象のサイズが等しい場合。両方の作用対象が同じサイズの場合、上位の文字位置から下位へ向けて、対応する位置の文字が順番に比較される。この比較は、対応する位置で文字の不一致を検出した場合、または作用対象の末尾に達した場合のいずれか早い方で終了する。両方の作用対象が等しいと判別されるのは、対応する文字が最後まですべて等しい場合である。

      最初に検出された不一致文字のペアを比較して、照合順序での相対位置が判別される。照合順序の位置が上位である文字を含む作用対象の方がより大きいと見なされる。

    2. 作用対象のサイズが異なる場合。両方の作用対象が異なるサイズの場合、短い方の作用対象の右側に、長い方の作用対象と同じサイズになるまで空白を付加したものと見なして比較が行われる。