プリプロセッサの応答コード

制約事項: この統合プリプロセッサはネイティブ COBOL 用にのみサポートされます。

プリプロセッサへの最初の呼び出しの後、それ以降の呼び出しでは次のいずれかの値が返されます。

resp-main は返される値の種類を示します。resp-more buffer の両方、または一方に追加情報が格納される場合もあります。resp-main の値は次のとおりです。

説明
0 ソース ファイルが完全に処理され、さらなる入力はありません。bufferresp-more は無視されます。
1 bufferには、プリプロセッサが追加した、元のソース コードにはない新しい行が格納されます。オプションで resp-more には、元のソース コードに存在する、置き換えられる動詞の位置が格納されます。コメントは追加行の対象外となります。
2 buffer には、コンパイラによって無視される、元のソース コードの行が格納されます。resp-more は無視されます。
3 buffer には、プリプロセッサによって展開される COPY 文の開始を含む、元のソース コードの行が格納されます。resp-more には、その行での COPY 文の開始位置が格納されます。
4 buffer には、元のソース コードの COPY 文の継続行が格納されます。 resp-more は無視されます。
5 buffer には、プリプロセッサが挿入した警告メッセージが格納されます。警告メッセージは注記行の形式でなければなりません (つまり、ソース行の標識領域の値「*」)。resp-more は無視されます。
6 回復不能なエラーが発生しています。コンパイラは中断され、COBOL エディターが起動します。このような場合は、70 文字までのメッセージが buffer に書き込まれ、エディターの最終行に表示されます。 resp-more は無視されます。
7 エラーが発生しています。コンパイラは内部エラー カウントを増分します。エラー クラスは resp-more で指定されます。buffer の内容は無視されます。
8 この値は、CP プリプロセッサによって無視されます。
9 この値は CP プリプロセッサが使用されているときに使用されます。
10 次の 11 と同じ。
11 buffer には、プリプロセッサによって展開される COPY 文の開始を含む、プリプロセッサが追加した新しい行が格納されます。この応答コードは、当該行に同じ COPY 文が複数含まれる場合や、オリジナルのコード行が COBOL の COPY 文ではない場合に使用されます。resp-more には、その行での COPY 文の開始位置が格納されます。
12 buffer には、COPY 文の継続行を含む、プリプロセッサが追加した新しい行が格納されます。resp-more は無視されます。
13 コンパイラは、その指令設定に関する情報を返します。必要な指令を buffer に格納することもできます。resp-more は無視されます。
基本レベル外:14 この値は、元のソースに -INC または ++INCLUDE が含まれていることを示すことを除いて、上記の 10 と 11 と同じです。
基本レベル外:17 エラーが検出されています。buffer には、チェッカーが出力したメッセージが格納されます。
基本レベル外:18

直前の前処理された行によって変更済みとマークされるデータ名がバッファーに含まれます。そのデータ名は修飾される可能性があり、resp-more に、参照のための列情報が含まれます。

IDE ツールでは、プリプロセッサによって変更されていない行のデータ名と同じように参照が反映されます。

resp-main の値として 18 を返すことで、複数の参照を複数回指定できます。

32 buffer には、プリプロセッサによって変更されていない、元のソース コードの行が格納されます。
33 から 64 この値は、CP プリプロセッサによって生成されます。
128 コピーブックの末尾に達しました。buffer は空です。