コード セットの変換

ASCII 文字と EBCDIC 文字の間の変換が必要なアプリケーションのために、多数の言語のサポートが組み込まれています。IBM が配布している変換テーブルを使用して、サポートをさらに拡張することもできます。これらのテーブルを使用すると、より多くの言語および文字セットを使用できます。

変換するコード セットは、環境変数 MFCODESET によって決まります。この変数を適切な国別コードまたは CCSID に設定すると (「サポートされている国別コード」を参照)、製品内の特定の機能に対して必要な変換が行われます。たとえば、CHARSET"EBCDIC" 指令を使用してコンパイルされたプログラムはこの変数の値を使用し、_CODESET ライブラリ ルーチンを呼び出すプログラムもこの変数に依存します。

必要なコード セットのサポートが組み込まれていない場合 (「サポートされている国別コード」のリストに含まれていない場合) は、IBM が配布しているコード セット テーブルをインストールできます。詳細については、「CCSID 変換テーブルのインストール」を参照してください。インストールすると、上記のサポートが、新しくインストールしたコード セットに拡張されます。

この方法でも、必要なコード セットを使用できるようにならない場合は、Codecomp ユーティリティを使用して、EBCDIC と ASCII の間のカスタム変換を作成できます。

注: ディプロイされるアプリケーションによっては、完全版の COBOL Server を必要としない場合があります (.NET Core アプリケーション.NET COBOL アプリケーションやネイティブの自己完結型のアプリケーションなど)。それらのアプリケーションが組み込みの DBCS 変換サポート (つまり、コード セット 81、82、86、886、および 941 の ASCII/EBCDIC 変換) に依存する場合は、適切なコード セット マッピング ファイルを一緒にディプロイし、それらのファイルの場所を実行時に MFCODESET_DBCSDIR 環境変数を使用して指定する必要があります。必要なマッピング ファイルは、Visual COBOL のインストール ディレクトリの etc/codeset サブディレクトリにあります(必要なコード セットに応じて、.E2A および .A2E ファイルをディプロイするだけです)。