DATA

AMODE"31" プログラムによって渡されたデータ部項目へのポインターに対する AMODE "24"プログラムからのアクセスを有効にします。

構文:

 >>-.---.--------DATA--"format"-------------><  
    +-/-+ 

パラメーター:

format
データ部のロード方法:
24
データ部を「below-the-line」でロードします。
31
データ部を「above-the-line」でロードします。

プロパティ:

デフォルト: DATA"31" (AMODE"31" が設定されている場合)
段階: 構文チェック
$SET: 初期

依存関係:

AMODE"31" により、DATA"31" が設定されます。

説明:

DATA 指令を使用すると、AMODE(31) プログラムを使用してコンパイルされたプログラムのデータ部をロードする場所を制御できます。

COBOL ランタイム システムは、AMODE 指令でコンパイルされたプログラムをロードすると、プログラムのデータ部をメインフレーム ポインター マネージャー (MFPM) に「above-the-line」または「below-the-line」として登録します。AMODE"31" を指定した場合は「above-the-line」として登録され、AMODE"24" を指定した場合は「below-the-line」として登録されます。その後に AMODE プログラムによって実行されるすべての POINTER 変数の操作で、MFPM から割り当てられたメインフレーム アドレスが使用されます。

AMODE"31" でコンパイルされたプログラムのデータ部の項目を扱う POINTER 変数が AMODE"24" プログラムに渡されなければ、AMODE"31" でコンパイルされたプログラムと AMODE"24" でコンパイルされたプログラムが同じ実行単位に含まれていても問題ありません。ただし、そのような POINTER が渡されると、エラー 114 のほか、予期しない実行動作が発生することもあります。

メインフレームの VS COBOL II および COBOL MVS コンパイラには、AMODE"31" プログラムのデータ部の場所を制御する DATA コンパイラ オプションがあります。デフォルトでは、DATA"31" が設定され、16MB 行よりも上にデータ部が割り当てられます。AMODE"31" を使用してコンパイルされたプログラムから AMODE"24" にデータを渡す必要がある場合は、DATA"24" を指定することで 16MB 行よりも下にデータを割り当てることができます。DATA(24|31) コンパイラ オプションおよび混合 AMODE アプリケーションの詳細については、『VS COBOL II Application Programming Guide』および『COBOL MVS & VM V1R2 Programming Guide』を参照してください。

AMODE"31" で DATA"24" を指定すると、データ部を 16MB 行よりも下にロードできます。

DATA 指令は AMODE"24" では使用できません。

DATA 指令は、ポインター項目が固有マシン形式であると想定される Micro Focus のライブラリ ルーチンや外部 API を呼び出すプログラムには使用できません。