スケールアウト パフォーマンス/可用性クラスター

重要: この機能は、早期採用者製品 (Early Adopter Product; EAP) リリース ステータスで提供されます。今後も追加機能の開発が続けられ、パッチ アップデートおよび将来のリリースによって追加のインターフェイスが提供されます。詳細については、Micro Focus SupportLine までお問い合わせください。

エンタープライズ サーバー インスタンスは、通常はスケールアップ サーバーとして展開されます。これは、既存のハードウェア コンポーネントを追加または交換することでパフォーマンスが向上することを意味します。つまり、サーバーのパフォーマンスはマシンの既存のリソースに制限されることになります。

パフォーマンス/可用性クラスター (PAC) を使用すると、スケールアウト アーキテクチャでエンタープライズ サーバー インスタンスを構成できます。PAC では、複数のエンタープライズ サーバー インスタンスが連携して動作し、単一の論理エンティティのように扱われます。

PAC は、単一のスケールアップ エンタープライズ サーバー インスタンスよりも次の点で優れています。

PAC 内のエンタープライズ サーバー インスタンスでは、同期されたユーザー データとシステム データを共有できる必要があります。共有と同期の要件を簡単に満たせるように、PAC ではスケールアウト リポジトリ (SOR) と呼ばれるデータストアを使用します。SOR には次の 2 つのタイプがあります。

SOR モデルを使用して、SOR に格納するユーザー データのインスタンスを選択できます。たとえば、TSQ のサブセットのみを共有する必要がある場合は、SOR に送信する TSQ を SOR モデルを使用して指定できます。SOR モデル ルールに一致しないインスタンス データは、対応するローカルのエンタープライズ サーバー インスタンスに引き続き格納されます。