ANS85 

名前の範囲

ソース要素が他のソース要素に直接的または間接的に含まれる場合、各ソース要素は、同じ利用者定義語を使用して項目を命名できる。この場合、これらの利用者定義語を他の要素が使用していても構わない(「COBOL の語」セクションの利用者定義語についての説明を参照)。同じ名前の項目が複数存在する場合、その名前をソース要素が参照する場合は、別の種類の利用者定義語であっても、そのソース要素が記述する項目を指し、別のソース要素に記述された同じ名前を持つ項目を指すのではない。

デリゲート名、列挙名、および値型は、オブジェクト指向用のクラス名の特殊なケースである。

次の種類の利用者語は、利用者語が宣言されたソース要素内の文または記述項でのみ参照できる。

次の種類の利用者語は、翻訳群内のどこからでも参照できる。

次の種類の名前は、それらが構成節の中に宣言されている場合、その構成節を含むソース要素内、またはそのソース要素に含まれるソース要素内の文および記述項からのみ参照できる。

上記の条件に該当しない場合、利用者語のうちの下記の種類に属するものには、宣言および参照に関して特定の規則が適用される。