Micro Focus COBOL Server for SOA <Unix/Linux> の Readme

この Readme には製品ヘルプに記載がない情報が含まれている場合があります。 製品をインストールする前に、Readme 全体を必ずご一読ください。

この Readme は、次の項で構成されています。


注: Micro Focus は、ウェブ・サイトの内容またはそのリンク先サイトの内容について責任を負いません。ウェブ・サイトは本質的に短期間で変更される可能性があります。したがって、リンクを最新の状態に保つように努力していますが、必ず期待どおりに機能することを保証することはできません。

システム要件

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ハードウェア要件

オペレーティング・システム:
  • AIX 7.1, 7.2 (Power) - 32/64-bit
  • HP-UX 11.31 (Itanium) - 32/64-bit
  • Oracle Linux - Unbreakable Enterprise Kernel 6.x / 7.x (intel) - 32/64-bit
  • Oracle Linux - Red Hat Compatible Kernel 6.x / 7.x (intel) - 32/64-bit
  • Red Hat 6.x, 7.x (intel) 6.x, 7.x (390) - 32/64-bit / 7.x (Power) - 64bit
  • Solaris 10, 11 (SPARC) 11 (intel) - 32/64-bit
  • SUSE 12 (intel) - 64bit / 12 (390) - 64-bit / 12 (Power) - 64bit
注:PowerLinux/SUSE を除き、64ビットオペレーティングシステムで64ビットおよび32ビットのアプリケーションを生成することができます。 PowerLinux/SUSE は64ビットのみのサポートです。
ディスク領域:
プラットフォーム セットアップ ファイル サイズ インストールに必要なディスク容量 製品の実行に必要なディスク容量 Sentinel RMS ライセンスサーバー
POWER running AIX 398 MB 1.59 GB 796 MB 41 MB
HP IA 764 MB 3.13 GB 1.53 GB 79 MB
System Z running Red Hat Linux 319 MB 1.28 GB 638 MB 39 MB
x86-64 running Red Hat Linux 393 MB 1.57 GB 786 MB 50 MB
ppc64le running Red Hat Linux 211 MB 844 MB 422 MB 1 MB
SPARC running Solaris 392 MB 1.57 GB 784 MB 41 MB
x86-64 running Solaris 368 MB 1.47 GB 736 MB 33 MB
System Z running SuSE SLES 224 MB 896 MB 448 MB 39 MB
x64 running SuSE SLES 277 MB 1.11 GB 554 MB 50 MB
ppc64le running SUSE SLES 191 MB 764 MB 382 MB 1 MB

ソフトウェア要件

重要: Oracle の Java がサポートされているプラットフォームでは、 バージョン 4.0 Patch Update 4 から サポートされる Java として AdoptOpenJDK のサポートが追加されました。AdoptOpenJDK のサポートに関する情報は、4.0 Patch Update 4 の Readme を参照してください。
注: この製品には OpenSSL 1.0.2n が含まれています。デフォルトではインストールされません。
  • pax アーカイブユーティリティがセットアップの実行で使用されています。ほぼすべての Linux/Unix システムで提供されているものですが、もしない場合は、別途インストールする必要があります。インストールされているかを確認するには、コマンドプロンプトから pax --help または pax --version を実行します。
  • Red Hat Linux の必須ライブラリ - 製品が正常にインストールされ動作するために、32ビットと64ビットの両方の OS 上で、以下の32ビットと64ビットの両方のライブラリがインストールされているかインストーラによりチェックされます。

    なお、64 ビット OS 上では 32 ビット ライブラリはデフォルトではインストールされないので、製品のインストールを実行する前に、選択してインストールする必要があります。

    ライブラリ 32 ビット ライブラリ名 64 ビット ライブラリ名 プラットフォーム
    s390 Red Hat 6.xRed Hat 7.x
    libgcclibgcc-*.i686libgcc-*.x86_64 libgcc-*.s390 X X
    libstdc++libstdc++-*.i686libstdc++-*.x86_64 libstdc++-*.s390 X X

    詳細情報については Red Hat 社のサイトをご確認ください。

  • Oracle の Java Platform のバージョン 1.8.92 またはそれ以上が必要です。
  • COBOL JVM コードの実行やネーティブ COBOL と Java の相互運用機能の使用では、Java 7 / 8(32ビットまたは64ビット)および Java 9(64ビットのみ)がサポートされます。 Oracle Java EE は、www.oracle.com からダウンロードして、マシン上の任意のディレクトリにインストールできます。

    注:

    • AIX および System Z Linux 上では、IBM の JDK が必要です。 サポートされる IBM JDK 1.7 の最も初期のリリースは 7.0 Service Refresh 8 です。 AIX 上で IBM JDK 1.8 をインストールする場合は、最新のフィックス JDK 8 SR5 FP16 をインストールする必要があります。 IBM の AIX の JDK は IBM の Webサイトからを取得できます。
    • HP-UX 上では、HP-UX JDK が必要です。 サポートされる HP-UX JDK の最も初期のリリースは 7.0.11 です。 HP-UX Java JDK は HP の Webサイトからを取得できます。
    • Solaris 上では、64ビットの Java 8 以降のみがサポートされています。
  • 次の環境変数を設定する必要があります。
    • JAVA_HOME 環境変数を設定します。クライアント製品をインストールする場合は、この変数に Java インストールの場所を設定してください。設定しない場合、インストールは終了します。
    • システムの PATH 変数に $JAVA_HOME/bin を追加します。
    • LANG 環境変数を設定します。これにより、ローカライズされたメッセージを選択します。LANG の設定は、英語および日本語のみをサポートします。
    • Enterprise Server Administration を使用可能にするため、JavaScript やスクリプトのサポートをブラウザで有効にする必要があります。また、アクティブコンテンツを許可してブロックされないようにする必要があります。
追加のソフトウェア要件
製品の一部の機能を活用するには、事前インストールの必要なソフトウェアに加えて サードパーティ製のソフトウェアを入手して追加インストールする必要がある場合があります。 以下は、各機能で必要なサードパーティ ソフトウェアに関する情報です。
  • JVM COBOL の アプリケーション サーバーのサポート

    次のアプリケーション サーバーは、次の JDK を使用してサポートされています:

    アプリケーション サーバー JDK バージョン コンテナ サポート バージョン
    Tomcat 7.0.X 1.7 Servlets 2.5
    JBoss EAP 6.4 1.7, 1.8 Servlets 2.5
    WebLogic 12.1.1 1.7 Servlets 2.5
    WebLogic 12.2.1 1.8 Servlets 2.5
    WebSphere 8.5 1.7 Servlets 2.5
    WebSphere 9.0 1.8 Servlets 2.5

    注:

    • AIX および System Z Linux 上では、IBM の JDK が必要です。 サポートされる IBM JDK 1.7 の最も初期のリリースは 7.0 Service Refresh 8 です。 AIX 上で IBM JDK 1.8 をインストールする場合は、最新のフィックス JDK 8 SR5 FP16 をインストールする必要があります。 IBM の AIX の JDK は IBM の Webサイトからを取得できます。
    • HP-UX 上では、HP-UX JDK が必要です。 サポートされる HP-UX JDK 1.7 の最も初期のリリースは 7.0.11 です。 HP-UX Java JDK は HP の Web サイトからを取得できます。
    • Solaris 上では、64ビットの Java 8 以降のみがサポートされています。
    • 上記以外のすべてのプラットフォーム上では、Oracle の JDK が必要です。 サポートされる Oracle JDK 1.7 の最も初期のリリースは 1.7.027 です。Oracle JDK は Oracle の Web サイトからダウンロードできます。

      アプリケーションサーバー自体が Oracle の Java をサポートしない場合は、アプリケーションサーバーがサポートする JRE 1.7 を利用して実行します。

  • Enterprise Server のアプリケーション サーバー JCA サポート

    Interface Mapping Toolkit で生成された EJB の配置する場合の Java EE のサポートは次の通りです:

    • Java EE 5 には、EJB 3.0 および Java Connector Architecture 1.5 のサポートが含まれます。
    • Java EE 6 には、EJB 3.1 および Java Connector Architecture 1.6 のサポートが含まれます。
    • Java EE 7 には、EJB 3.2 および Java Connector Architecture 1.7 のサポートが含まれます。
    次の Java アプリケーション・サーバは、下記の JDK を使用してサポートされます。:

    J2EE アプリケーション サーバー JDK (ベンダ) Java EE
    JBoss EAP 6.4 (AS 7.5) 1.6, 1.7, 1.8 (Oracle) 6
    Oracle WebLogic 10.3.5 1.5 (Oracle) 5
    Oracle WebLogic 12.1.1 1.6, 1.7, 1.8 (Oracle) 6
    Oracle WebLogic 12.2.1 1.8 (Oracle) 7
    IBM WebSphere 8.5 1.6, 1.7 (IBM) 6
    IBM WebSphere 8.5.5 1.7 (IBM) 6
    IBM WebSphere 9.0 1.8 (IBM) 7
    Tomcat 7.0.x * 1.6, 1.7, 1.8 (Oracle)

    * Apache Tomcat は、Java サーブレットおよび JSP (JavaServer Pages) をサポートする HTTP サーバーであり Servlet コンテナです。 Micro Focus の Tomcat の非トランザクションのサポートには、J2SE Beans を使用する Servlet の生成が含まれます。トランザクション サポートは提供されません。 Tomcat では、EJB (Enterprise Java Beans) やリソースアダプタ(RA)はサポートされません。

    使用する JDK はお使いのアプリケーション サーバー のドキュメントで確認してください。JDK は次の目的に使用されます:

    • アプリケーションサーバーを起動
    • Interface Mapping Toolkit または imtkmake コマンドによって生成されたEJBやサーブレットをコンパイル

    JDK をインストールした後、Java 環境をセットアップする必要があります。

    これらのアプリケーション サーバー用の COBOL のリソースアダプタの利用可能な状況は、UNIXプラットフォーム間で異なります。 COBOL のリソースアダプタの各プラットフォームのサポート状況は次の表の通りです。

    機能/プラットフォーム JBoss EAP 6.4 WebSphere 8.5 WebSphere 8.5.5 WebSphere 9.0 WebLogic 10.3.5 WebLogic 12.1.1, 12.2.1 Tomcat 7.0.x 1
    POWER running AIX 32 ビット 32 ビット 32 ビット 32 ビット 32 ビット 32 ビット
    HP IA 32 ビット / 64 ビット 64 ビット 64 ビット 32 ビット / 64 ビット 32 ビット / 64 ビット 64 ビット
    System Z running Red Hat Linux 32 ビット 32 ビット 32 ビット 32 ビット 32 ビット 32 ビット
    x86-64 running Red Hat Linux 32 ビット 32 ビット 32 ビット 32 ビット 32 ビット 32 ビット
    SPARC running Solaris 32 ビット / 64 ビット 32 ビット / 64 ビット 32 ビット / 64 ビット
    x86-64 running Solaris 32 ビット / 64 ビット 32 ビット / 64 ビット 32 ビット / 64 ビット
    System Z running SUSE SLES 32 ビット 32 ビット 32 ビット 32 ビット 32 ビット 32 ビット
    PowerLinux LE running SUSE SLES 64 ビット

    1 Apache Tomcat は、Java サーブレットおよび JSP (JavaServer Pages) をサポートする HTTP サーバーであり Servlet コンテナです。 Micro Focus の Tomcat の非トランザクションのサポートには、J2SE Beans を使用する Servlet の生成が含まれます。トランザクション サポートは提供されません。 Tomcat では、EJB (Enterprise Java Beans) やリソースアダプタ(RA)はサポートされません。

    将来のリリースでサポートが予定されている Java アプリケーション サーバーと使用される JDK バージョンは次の通りです:

    アプリケーション サーバー JDK (ベンダ) Java EE COBOL RA および ECI
    JBoss EAP 7.0 1.8 (Oracle) 7 X
    IBM WebSphere 8.5.5 (UNIX: すべてのプラットフォーム) 1.7, 1.8 (IBM) 6 X
    Tomcat 8.5.x* 1.7, 1.8 (Oracle)

    * Apache Tomcat は、Java サーブレットおよび JSP (JavaServer Pages) をサポートする HTTP サーバーであり Servlet コンテナです。 Micro Focus の Tomcat の非トランザクションのサポートには、J2SE Beans を使用する Servlet の生成が含まれます。トランザクション サポートは提供されません。 Tomcat では、EJB (Enterprise Java Beans) やリソースアダプタ(RA)はサポートされません。

    注: Visual COBOL で、これらのサードパーティ製品を使用する際に、非互換性の問題が発生した場合はサポートに報告してください。 フルサポートされるまでの間に、適時に非互換を解消するための対応に努めます。 ただし Micro Focus は、これらの製品に対して Micro Focus 製品のアップデートの完全なテストをおこなうまでは、完全な互換性を保証するものではありません。

  • データベースアクセス

    OpenESQL や COBSQL などで開発されたSQLアプリケーションを配布する場合は、任意のサードパーティ製ソフトウェアの必須コンポーネントがインストールされ、環境が適切に設定されていることを確認してください。詳細は、お使いの開発製品の Readme のシステム要件にある「追加のソフトウェア要件 > データベースアクセス」を参照してください。

ダウンロードとインストールの手順

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注:
  • Linux/Unix 上で動作する、このコンポーネント製品は、以前のバージョンのものと共存可能です。 これは、この製品が、インストール先のディレクトリ下のファイルを使って環境変数を設定(下記手順 3.) してから使用する製品であるためです。

    以前のバージョンと共存させる場合は、最新バージョンをインストールする時に、 パラメータ -installlocation(下記手順 2.) で、既存バージョンと異なる新しいインストール先のディレクトリを指定する必要があります。

    また、いずれのバージョンで使用する場合でも、該当バージョンのコンポーネントのインストール先のディレクトリ下の bin/cobsetenv (下記手順 3.) を使って、環境を設定してから使用する必要があります。 -installlocation の指定がない場合はデフォルトのインストール先にインストールされます。

  • 以前のバージョンがインストールされている筺体の場合で、最新バージョンを新規でインストールする場合は、インストールを実行する前に COBDIR 環境変数が設定されていないことを確認する必要があります。
  • インストール実行中に、インストーラは製品の Enterprise Server のシステム管理のプロセス ユーザー IDを設定します。プロセス ユーザー IDは、Micro Focus Directory Server(MFDS)のものを除く、すべての Enterprise Server プロセスのオーナーになります。Directory Server プロセス(Enterprise Server Administration)は rootとして実行されますが、これはシステムファイルやポートにアクセスするためです。

    Enterprise Server Administration から起動される、すべての Enterprise Server プロセスは、ファイルのアクセスと作成の権限のあるプロセス ユーザー ID の下で実行されます。

    デフォルトでは、インストーラはインストーラを実行するユーザーのログインIDをプロセス ユーザー IDとして使用しています。インストール後に、このプロセス ユーザー IDを変更する場合は、 $COBDIR/bin/casperm.sh を実行します。

  • AFS/Kerberos 認証を使用している場合

    AFS/Kerberos 認証を使用して Linux システムにログオンしている場合、 Enterprise Server のシステム管理のプロセス ユーザー ID として 利用可能なローカル ユーザー ID を確認しておく必要があります。

    このユーザー ID は、インストーラを実行する前に 作成されているものである必要があります。

    インストールする際には、コマンドライン パラメータ -ESadminID="ユーザー ID "で指定します。

  • バージョン 2.3 からインストールファイル名の先頭の英文字が変更しました。これに伴いデフォルトのインストール先やアンインストール用のスクリプト名が変更されています。詳細はこの Readme に記載されている通りです。
    変更前(バージョン 2.2.x 以前) ent_server_バージョン_プラットフォーム
    変更後(バージョン 2.3 以降) setup_cobol_server_バージョン_プラットフォーム
  • Red Hat および SUSE プラットフォーム製品には .zip ファイルで提供されているセットアップファイル(setup_ で始まるファイル名の Micro Focus インストーラ) に加えて RPM インストーラが .bin ファイルとして提供されています。

    これらのプラットフォーム製品の場合は、Micro Focus インストーラ(.zip ファイル)か、この RPM インストーラ(.bin ファイル)のうち、いずれかを選択してダウンロードしてお使いください。

    RPM インストーラの場合、次の手順で .rpm ファイルが現行ディレクトリに展開されます。

    1. 次のコマンドを実行して実行権限を与えます。
      chmod +x RPM_installer_name.bin
    2. 次のコマンドを実行すると、使用許諾契約への同意確認メッセージが表示されるので、y を押します。
      ./RPM_installer_name.bin

    rpm コマンドでインストールする場合、インストール先は --prefix で変更可能です。

    rpm コマンド例については、以下をご参照ください。

  • 以下の2種類の製品のセットアップファイルは同一ファイルです。(例えば、COBOL_Server_4.0_SOA_AIX.zip と COBOL_Server_4.0_AIX.zip は同一です。)製品パッケージに同梱されるライセンスが異なるため、使用可能な機能が異なる別製品となっています。

    • 実行環境製品 COBOL Server 4.0J
    • 実行環境製品 COBOL Server 4.0J for SOA

  1. 実行環境製品 COBOL Server 4.0J for SOA ダウンロード」から、 該当するプラットフォーム用のダウンロード ファイルをクリックしてダウンロードし、解凍します。

    インストール先に直接ダウンロードして解凍する場合は、スーパーユーザ権限で次のように unzip コマンドを使って解凍します。

    unzip ./COBOL_Server_4.0_SOA_プラットフォーム名.zip

  2. Windows 環境にダウンロードして解凍したファイルを、インストール先の環境に ftp でバイナリ転送しても同様です。

    (Windows 環境での ZIP ファイルの解凍には Windows に標準搭載されている圧縮ファイルの展開機能や、Windows 用のファイル解凍ユーティリティをお使いください。)

    注:
    • Sun Solaris の場合は、次の手順 2. でインストールを開始する前に、以下を行ってください。それ以外のプラットフォームの場合は、この手順をスキップしてください。

      XPG4 のユーティリティを使っていない場合は、PATH で XPG4 のフォルダを先頭に指定してください。

      例 bsh の場合

      PATH=/usr/xpg4/bin:$PATH
      export PATH

      設定がない場合のインストールエラー例

      tar: /install_image_dir/safenet.tar: ファイルもディレクトリもありません。

      install_image_dir : インストールファイルのあるディレクトリ名

    • License Server

      Linux/Unix 上で License Server が正常に起動されるには、hostname を構成する必要があります。

      動作の不具合を回避するには、localhost と コンピュータの hostname の両方を IPアドレス 127.0.0.1 にマップしてはいけません。 localhost にのみ IPアドレス 127.0.0.1 にマップする必要があります。

      /etc/hosts ファイルでの正しい指定例は次の通りです。

      127.0.0.1 localhost.localdomain localhost
      IP machinelonghostname machineshorthostname
      
      ここで IP は xx.xx.xx.xx フォーマットのコンピュータの一意の IP アドレスを意味します。
  3. スーパーユーザ権限で、次のコマンドを実行します。(この手順以降はスーパーユーザ権限の同一ログイン セッションでおこないます。)
    chmod +x setup_cobol_server_4.0_プラットフォーム名
    ./setup_cobol_server_4.0_プラットフォーム名

    スーパーユーザ権限で実行していない場合は、インストール時にスーパーユーザのパスワードの入力を促すプロンプトが表示されます。

  4. COBOL 環境のデフォルトのインストール先は /opt/microfocus/VisualCOBOL です。このデフォルトを変更するには、
    -installlocation="Location" パラメータを使用して 以下の例のように別のディレクトリを指定します。

    ./setup_cobol_server_4.0_プラットフォーム名 -installlocation="インストール先のフルパス"
    注: -installlocation に絶対パスを指定する場合、変数を使用できます。 次の例はすべて同義です。
    -installlocation="/home/myid/installdir"
    -installlocation="$HOME/installdir"

    -help オプションを指定すると、インストール・スクリプトに渡すことができる他のパラメータの詳細を確認できます。

    次のオプションを指定して、Enterprise Server の構成を指定することができます:

    [ -ESsysLog="Y/N" ] [ -ESadminID="User ID" ] [ -CASrtDir="location" ]

    それぞれ、次の内容を指定します:

    • -ESsysLog

      Enterprise Server システムログを、有効("Y")または無効("N")にします。
      ロギングはデフォルトで有効です。ログファイルは /var/mfcobol/logs に保存されます。

    • -ESadminID

      Enterprise Server のシステム管理のプロセス ユーザー IDを指定します。
      例: -ESadminID="esadm"
      デフォルトはインストール実行するユーザIDです。

    • -CASrtDir

      Enterprise Server 実行時システムファイルの場所を指定します。
      例: -CASrtDir="/home/esuser/casrt/es"
      デフォルトの場所は /var/mfcobol/es です。

    注:
    • SafeNet Sentinel ライセンスで保護されている製品が稼動中である場合、この製品のインストールが影響を与える可能性があります。 インストール中はライセンス更新のため、ライセンス機能が停止します。 SafeNet Sentinel ライセンスで保護されている稼動中の製品への影響を防ぐには、以下の例のようにSafeNet のインストールをスキップさせるオプション -skipsafenet を指定する必要があります。
      ./setup_cobol_server_4.0_プラットフォーム名 -skipsafenet
    • インストールされている SafeNet Sentinel への予期しない更新の影響を防ぐには、 以下のコマンドを実行して、/var/microfocuslicensing/ に空のファイル SKIP_SAFENET_INSTALL を作成します。
      touch /var/microfocuslicensing/SKIP_SAFENET_INSTALL
      このファイルが存在すると、SafeNet インストーラはインストールの更新や実行中のライセンスデーモンの停止を行いません。 ライセンスの更新を行うには、このファイルを削除して Sentinel RMS ライセンス・サーバを手動でインストールします。

サイレント インストール

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以下のコマンド行引数を指定してサイレント インストールを行うことができます。

-silent -IacceptEULA

コマンドの実行例

./setup_cobol_server_4.0_プラットフォーム名 -silent -IacceptEULA

インストール後

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製品のインストール後は、下記の手順で環境を設定する必要があります。

注: 下記のコマンドで設定されるのは、現在のシェルの環境だけなので、新しいシェルを起動するたびに、下記のコマンドを実行する必要があります。

シェル初期化ファイル (/etc/profile/etc/bashrc など) に下記のコマンドを追加すれば、すべてのシェルで cobsetenv を実行する必要はなくなります。

ただし、cobsetenv は bash、ksh、XPG4 sh のように POSIX 系のシェルでのみ動作します。C シェルまたは XPG4 Bourne シェル以前のものとは互換性がないので、ご注意ください。


  1. 製品を使用するには、次のコマンドを実行して環境変数を設定します。以下はデフォルトのインストール先にインストールした場合です。
    . /opt/microfocus/VisualCOBOL/bin/cobsetenv
  2. 製品のインストール状態やバージョンを確認するには、次のコマンドを実行します。
    cob -Version

ライセンス

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ソフトウェアのライセンスを有効にするには、次の管理ツールを実行します。
sh /var/microfocuslicensing/bin/cesadmintool.sh

上記の管理ツールを実行して表示されるメニューから「1. オンライン認証(1. Online Authorization.)」を選択し、認証コード(Authorization Code)を入力してライセンスの認証をおこなうことができます。

認証コード(Authorization Code)は、16桁の英数字の文字列で、製品パッケージに同梱されている「ライセンス証書」に記載されています。

Product Detail: COBOL Server Version 』で始まる項に記載されているコードを使用します。

注: Micro Focus ライセンスシステムは、インストール・プロセスの一部として /var/microfocuslicensing ディレクトリにインストールされます。

ライセンス・ポリシーの内容または必要なライセンスの種類がわからない場合は、システム管理者または製品の購入元に連絡し、有効なライセンスを取得してください。

注: ライセンスの設定に関する詳細手順は以下をご参照ください。

COBOL/エンタープライズ製品ライセンス 適用管理ガイド

アンインストール

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COBOL Server for SOA を削除するには、root ユーザで $COBDIR/bin ディレクトリの以下のスクリプトを実行します。 Uninstall_COBOLServer4.0.sh

警告:
このスクリプトを実行すると、 COBOL Server for SOA が完全に削除されます。

COBOL Server for SOA をアンインストールしても、Micro Focus Licensing Manager または必須ソフトウェアのアンインストールは自動的には行われません。

Micro Focus ライセンス・マネージャをアンインストールするには、/var/microfocuslicensing/bin ディレクトリUnInstallMFLicenseServer.sh スクリプトを実行します。このスクリプトを実行しても、特定のシステム設定またはライセンスが含まれる一部のファイルは削除されません。

オプションで、必須ソフトウェアを削除できます。手順については、各ソフトウェア・ベンダのマニュアルを参照してください。

既知の問題点

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製品ヘルプの『製品情報』のトピック『既知の問題点と制限事項』、 および、お使いのバージョンの開発環境製品の ReadMe の「既知の問題点」を参照してください。

製品ヘルプ

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  • 日本語のマニュアルは、Micro Focus のサイト上の製品マニュアルのページから、 このリリースの Visual COBOL のリンクをクリックすると表示されます。

    該当のリリースがない場合は、準備中です。その場合は、利用可能な最新リリースのリンクや英語版のオンラインマニュアルをご利用ください。

    注: 英語版マニュアルには製品の保守サポートやアップデートに関する記述が含まれていますが、ご購入製品のシリアル番号が MFK で始まる場合は、Micro Focus のサイト上の製品の保守サービスについてをご参照ください。

保守サポート

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製品の保守サポートに関する情報は Micro Focus のサイト上の製品の保守サービスについてをご参照ください。

補足情報

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  • 4.0 Patch Update 4 からの AdoptOpenJDK のサポートの追加に伴う Docker デモファイルの変更について

    Docker デモファイルから、Oracle の JRE セットアップファイルが削除されました。

    製品のベースイメージを作成するスクリプトを使用して Java の利用可能なイメージに作成する場合は、AdoptOpenJDK または Oracle の JDK を選択することが可能です。

    AdoptOpenJDK の OpenJDK を使用する場合は、必要な Java のファイルが自動的にダウンロードされます。

    Oracle の JDK を使用する場合は、Oracle から Java のファイルを自分で取得すること、および、Java を使用するための適切なライセンスがあることを確認することが必要です。 Oracle の JDK のライセンスについては、https://www.oracle.com/jp/java/java-se-subscription.html を参照してください。

    製品のベース イメージを作成するスクリプトで、イメージに含める Java のベンダーやバージョンを選択するには、以下のように引数で指定します:

    • 引数 java を指定すると、OpenJDK 8 が AdoptOpenJDK のサイトからダウンロードされ、イメージに含められます。
    • 引数 oraclejava を指定すると、Oracle の Java がイメージに含められます。この場合は、スクリプトの実行前に、スクリプトのあるディレクトリに自分で取得した Oracle の Java ファイルをコピーしておく必要があります。
    • 引数 nojava を指定すると、Java が含まれないイメージが作成されます。
    • 引数 javaversion=10 を指定すると、バージョン 10 の Java を含むイメージが作成されます。

免責条項

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本ソフトウェアは、いかなる保証もなしに「現状有姿」で提供されます。Micro Focus は、市場性または特定の目的への適合性に関する保証を含む明示的または黙示的保証を一切否認します。Micro Focus またはそのサプライヤは、直接的、間接的、付随的、結果的、営業利益的、または特別な損害を含むいかなる損害に関して、たとえ事前にそのような損害の可能性を通知されていたとしても、一切の責任を負わないものとします。一部の州では、結果的または付随的な損害の責任の除外または制限を許可していないため、上述の制限が適用されない可能性があります。

Micro Focus は登録商標です。

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この製品にはカーネギーメロン大学 Computing Services (http://www.cmu.edu/computing/) が開発したソフトウェアが含まれています。