テスト レポートでの色の使用

テスト出力に色分けを取り入れる場合は、-diagnostics-color コマンド ライン オプションまたは MFUNIT_COLORS 環境変数を使用できます。これらのオプションでは、Select Graphic Rendition (SGR) サブストリングが出力内に埋め込まれます。これは、サポートされている端末エミュレーターの表示色を使用して表示されます。

テスト スイートの実行時に、これらのオプションのいずれかを、次のサポートされているエミュレーションのいずれかに設定します。

Windows10
このオプションは、Windows 10 プラットフォームでのみ使用できます。これにより、Windows コマンド プロンプトで使用される VT 端末シーケンスを利用可能にする新しい端末モードがアクティブになります。
ansi
Windows 10 以外のすべてのプラットフォームで使用できます。Windows では、ANSI/SGR エスケープ コードのサポートを含むサードパーティの端末エミュレーターを使用する必要があります。UNIX/Linux プラットフォームでは、このサポートはあらかじめ組み込まれています。
Jenkins
このオプションは、JUnit スタイル レポートを Jenkins CI サーバー上のテストに関連付ける場合に使用します。レポートに埋め込まれたエスケープ シーケンスを解釈するには、サーバーで AnsiColor プラグインがアクティブになっている必要があります。

これらの値では標準の色分け (前景色のみ) が提供されますが、MFUNIT_COLORS 変数を使用する場合は、上記のエミュレーションに他の値を追加することで、より広い範囲の色から選択できます。たとえば、次の値では ansi モードが使用され、すべてのパス情報が前景色を赤紫にして出力に表示されます。

set MFUNIT_COLOR=ansi:ps=35

追加の値の各ペアは、コロン (:) で区切ります。使用可能な値については、「テスト結果の色分け」を参照してください。