サーバーのプロトコルおよび暗号スイートの設定の指定

最初の接続ハンドシェイクのプロセスで、接続時に使用する暗号スイートの順番リストがクライアントから送信されます。クライアントの優先される順序に基づいて、サポートされる暗号スイートのリストからサーバーで暗号スイートが選択されます。

デフォルトでは、[SSL Options] タブまたは [MF Directory Server] タブで [TLS honor server cipher list] オプションがオンになっており、サーバーの優先されるプロトコルおよび暗号スイートのリストが使用されます。[TLS protocols] フィールドまたは [Cipher suites] フィールドの値を指定していない場合は、デフォルトが使用されます。現在は [TLS protocols] フィールドで TLS1.3 がサポートされます。詳細については、「TLS プロトコル リストの構成」および「暗号スイート リストの構成」を参照してください。[TLS honor server cipher list] を使用すると、プロトコルおよび暗号スイートの強力な順番リストを使用するように強制できます。これは、サーバーおよびクライアントの間で使用される暗号の強度を制御します。

注: SSL プロトコルを使用しているサーバーは、多くの既知のセキュリティ上の脆弱性の影響を受けます。そのため、Micro Focus 製品では SSL2 プロトコルのサポートは廃止されています。Micro Focus では、TLS1.1 および TLS1.2 プロトコルを使用することをお勧めしています。