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製品概要

ミッションクリティカルな分散アプリケーションの開発と導入

VisiBrokerは、分散アプリケーションの開発、導入、管理を行うための総合的なCORBA®環境です。実績あるオープンな業界標準に基づき、高性能アーキテクチャをベースとして構築されたVisiBrokerは、低遅延や複雑なデータ指向を必要とする環境や、トランザクションが集中するミッションクリティカルな環境に特に適しています。

VisiBrokerには、高度なスレッド管理および接続管理機能が備えられており、IIOP®プロトコルが効率的に実装されているため、クライアントおよびサーバーを容易に拡張することができます。組み込みシステムへの導入用として、Real-Time CORBA仕様にも準拠しています。VisiBrokerでは、Webサービス、.NET、およびJ2EETMなど、他の主要なテクノロジースタックとCORBAアプリケーションとのシームレスな相互運用に必要なすべての機能を提供しているため、新しいサービス指向アーキテクチャ(SOA)への対応が可能となっています。

製品の特長

SOA対応

VisiBrokerでは、CORBAアプリケーションをサービスとして扱い、Web サービス、.NET、およびJ2EEなど、他の主要なテクノロジースタックに基づいたアプリケーションと簡単に相互運用できるようにしています。

CORBAオブジェクトの自動検出、ロードバランシング、フェイルオーバー

オブジェクトの自動検出、ロードバランシング、およびフェイルオーバーを簡単に構成することができます。VisiBrokerでは、標準のCORBAネーミングサービスAPIがサポートされているため、オブジェクトの巨大なネットワークにも対応することができます。オブジェクトクラスタリングによって、アプリケーションオブジェクト/サーバーの高可用性が実現し、複製されたネーミングサーバーおよびミラー化されたデータベースバックエンドによって、ネーミングサービス自身の可用性も高められています。

VisiBroker for Java™およびVisiBroker for C++

Javaが使用可能でポータブルになっている場合はJavaでフルに実装されたCORBA ORBを利用し、CORBA IIOPを利用することができます。また、C++をフルに実装した、ANSI準拠のC++インターフェイスを利用可能にしています。

CORBA® 3.0サポート

CORBA 3.0仕様準拠製品には、ポータブルインターセプタ(PI)、ポータブルオブジェクトアダプタ(POA)、Objects-by-Value (OBV)、動的起動インターフェイス(DII)、動的スケルトンインターフェイス(DSI)、インターフェイスリポジトリ(IR)、メッセージングQoS、およびInternet Inter-ORB protocol (IIOP)などの機能が含まれています。

RMI-over-IIOPおよびJava-to-IDL

IDL™や他のCORBA機能の知識がなくてもCORBAアプリケーションをJavaで記述できるため、既存のRMIアプリケーションを高性能のVisiBrokerランタイム環境に移行することができます。

ファイアウォールサポート

VisiBrokerは双方向のGIOPをサポートしているため、ファイアウォールを介したリターンパスの管理が可能となります。また、GateKeeper™により、柔軟なプロキシサーバーが提供されるため、ファイアウォールおよびNATのHTTP Web接続の管理や接続の構成が可能です。

マルチプラットフォーム対応

VisiBrokerは、Windows®、Solaris™、HP-UX®、AIX®、および複数のLinux®ディストリビューションなど、幅広いプラットフォームを正式にサポートしています。また、オペレーティングシステムごとに複数のプロセッサアーキテクチャがサポートされています。複数のJDK™バージョンとの互換性もあります。VisiBroker for C++では、サポートプラットフォームで記述された様々なシステムライブラリ配下での動作が保障されています。

リアルタイム要件

VisiBrokerでは、リアルタイムレスポンス要件のあるアプリケーション向けに、Real-Time CORBA仕様(バージョン1.0)に準拠しています。Real-Time CORBA機能拡張を使用することにより、リソースの使用およびマルチスレッドの動作をきめ細かくコントロールできます。

操作の可視化

VisiBroker Consoleには、分散オブジェクトのランタイムビューが表示されるため、容易に開発とデバッグの作業を進めることができます。

主な機能

CORBAバックエンドシステムの可視性を高めるGUIベースのコンソール

CORBAバックエンドシステムの可視性を高めるGUIベースのコンソール

最低限の総所有コスト (TCO)

VisiBrokerは、開発における生産性能向上、統合の容易性を実現するだけでなく、市場における商用CORBA ORB製品の中でも最良のコストパフォーマンスを誇っています。非常に高い信頼性と組み込まれた管理機能により、リソースを効率的に活用しながら、システムのダウンタイムを減少させることができます。また、極めて優れたテクニカルサポートも提供されるため、VisiBrokerは費用対効果の高い、低リスクのCORBAアプリケーション向けソリューションであるといえます。

パワーユーザーの武器となる最先端技術の採用

VisiBrokerには最高度の標準が組み込まれているため、システム設計者はどのような厳しい要件をも満足させる、高機能の分散システムを構築することができます。このような細部にまで注意が払われたVisiBrokerを使用することにより、システム設計者は満足のゆくまでスケーラブルで信頼性の高いシステムを構築できます。また、コンポーネントを追加すれば、非同期通知に関するニーズも満たすことができます。

サービス指向のマルチテクノロジー相互運用性

VisiBroker SOAには、即座に使用できる機能が組み込まれており、CORBAアプリケーションをWebサービスやJ2EE標準をベースとしたアプリケーションと相互運用させることができます。また、VisiBrokerを使用すると、開発者はMicrosoft®C++、C#、およびVisual Basic®などの.NET言語で.NETアプリケーションを記述し、既存のCORBAアプリケーションを変更することなく、これらを相互運用させることもできます。

互換性と相互運用性

VisiBroker製品は、標準仕様への準拠および様々なプラットフォームへの対応という観点でCORBAアプリケーションとの互換性、相互運用性を実現しています。

ハードウェア、オペレーティングシステム、コンパイラについての幅広いサポート

VisiBrokerでは、既にプラットフォームが限定されているシステム設計者の方のために、さまざまなプラットフォームのオプションを備えています。利用可能なプラットフォームとして、さまざまなオペレーティングシステム、プロセッサアーキテクチャ、C++コンパイラ、およびJDKが用意されており、システム設計者は柔軟に分散システムを構築することができます。

最新の機能はこちらを参照してください。

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稼動条件

VisiBroker 8.5 の最新の稼動環境をご確認ください。

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