CodeWatch の呼び出し

プログラムをデバッグ モードでコンパイルしてリンクした後、CodeWatch を使用してプログラムをデバッグできます。CodeWatch を呼び出すには、次のいずれかのコマンド形式を使用します。

GUI 版の CodeWatch:

java –jar cw_java.jar <pgm_name> -sessionlog <filename> -commands <commands>
注: CodeWatch を呼び出す場合は、Enterprise Developer 環境が利用可能である必要があります。

詳細は次のとおりです。

<pgm_name> デバッグする実行可能なプログラムの名前。
-sessionlog デバッグ セッション中に発行されたデバッガー コマンドおよび受信されたコマンド出力のログを書き込むための完全修飾ファイル名。
-commands CodeWatch の起動時に実行するデバッガー コマンドのリスト。各コマンドはカンマで区切ります。
ヒント: MF_CODEWATCH_INIT 環境変数を使用して、起動時に実行するデバッガー コマンドを含むファイルの完全修飾パスを指定することもできます。

コマンド ライン版の CodeWatch:

cwcmd [-classic]
      [-x]
      [-e]
      [-srcpath [source_directory [:source_directory] ...]]
      [-stbpath [STB_directory [:STB_directory] ...]]
      [-path [directory [:directory] ...]]
      [-usrin filename]
      [-usrout filename]
      [-8bit]
      [program-name]
      [program-arguments]

詳細は次のとおりです。

-e (echo) 入力されたすべてのデバッガー コマンドが端末にエコーバックするように指定します。
-srcpath、 -stbpath、および -path ソース ファイルおよび STB ファイルを検索するディレクトリ パスを指定します。詳細については、「ソース ファイルおよび STB ファイルの検索」を参照してください。
usrin および -usrout ユーザー プログラムの入力のリダイレクト元および出力のリダイレクト先となるファイルをそれぞれ指定します。詳細については、「ユーザー プログラム入出力のリダイレクト」を参照してください。
8bit CodeWatch で拡張 ASCII 文字セットを印刷可能として処理できるようにします。詳細については、「拡張 ASCII 文字のサポート」を参照してください。
program-name デバッグする実行可能ファイルの名前。program-name 引数を指定せずにデバッガーを起動した場合、現在のディレクトリ内の a.out ファイルが使用されます (存在する場合)。それ以外の場合は、デバッグ用のファイルをロードせずに CodeWatch が起動します。
program-arguments プログラムに渡すコマンド ライン引数。

CodeWatch は、デバッグ用にプログラムをロードしなくても起動できます。ただし、UNIX システムでは、CodeWatch はデフォルトのプログラム名として a.out を最初に探します。CodeWatch をスタンドアロンで起動する場合は、LOAD または ATTACH コマンドを使用して、デバッグするプログラムを指定する必要があります。