処理の概要

CRCN は、起動時に、次のメッセージを発行して RM の初期状態を報告します。

CASXO0041I The XA connection monitoring
transaction CRCN started using a 00020 seconds interval.

このメッセージの後に、次のようなメッセージが続きます。

CASXO0034I CRCN started monitoring: XAMQ Enabled, XADB Enabled, XAOR Enabled.

この場合、XAMQ、XADB、および XAOR は、リージョンの起動時に有効 (Enabled) とマークされた、アクティブで接続可能なリソース マネージャーを表します。

注: リージョンの起動時に無効 (Disabled) とマークされた RM については、MFDS で動的 XA 機能を使用してその状態が有効 (Enabled) に変更されるまで、CRCN による監視は行われません。この状態の変更が発生すると、CRCN はこのリソースの監視を自動的に開始します。

接続を確認するために、CRCN は、XA スイッチの新しい関数である-- xa-ping を使用します。

このエントリ ポイントは、リソース マネージャーに対して ping を実行して、そのリソース マネージャーが接続可能であることを確認します。ping は、RM への単純な呼び出し/API です。各 XA スイッチの呼び出しの詳細については、「リソース マネージャーに対する ping の実行 (xa-ping)」を参照してください。

xa-ping でコード 0 が返されない場合、リソース マネージャーと通信できないことがトランザクションに通知されます。この場合、次のメッセージがコンソールに表示されます。

CASXO0038I XA resource XAMQ has now been disabled. 
CASXO0031W ES has lost connection to the RM XAMQ, attempting to reconnect.

最初のメッセージは、該当のリソース マネージャーへの接続を閉じる要求が、CRCN からすべてのプロセスに送信されたことを示しています。要求を処理した最後のプロセスがこのメッセージを発行します。2 番目のメッセージは、リソース マネージャーへの接続が失われたこと、および Enterprise Server が接続の復元を試みていることを示しています。

注: 最初のエラー時、CRCN が接続を検出した場合、再接続の試行は遅延期間の経過後に行われます。別のプロセスによって CRCN の切断を示すフラグが設定された場合、再接続は次の CRCN 監視サイクルで行われます。